最 高 で 最 悪 2

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「ジスさん、今お時間大丈夫ですか？」

私はジスさんに電話をする。


JS「あぁ、Aちゃん。大丈夫だよ。」


「おたくのスンチョルさんがめんどくさすぎて困っているんですが、

何とか黙らさせてもらえないでしょうか」


そう相談してみると、ジスさんは

んー、、と唸りだした。


JS「うーん。。

僕もスンチョルに言ってはいるんだけど、

最近聞く耳を持ってくれなくてね。

心ここに在らずって感じで、

ずっとAちゃんAちゃんって言ってるよ」


ジスさんに相談してみてもダメなのか。。。



なんでスンチョルさんは私にマネージャーになって欲しいのか。

キャーキャー言っている子に頼めば早いだろう。



だけど、あれだけバスケが大好きなスンチョルさんだから、

部員目的で入ってくる子はお断りなんだろうな。




だからってなんで私？？

ルール全く知らんし野球の方が全然好きなのに。





JS「でも、またしつこい様だったらすぐに連絡してね。連れて帰るから。」



毎日のようにジスさんを呼び出してしまって本当に申し訳ない。。



でも、あの人はジスさんが来ないとぜんっぜん帰ってくれない。




休憩時間になるとすぐ教室まで遊びにきてはすぐに帰り、

放課後に私の教室の前を通りつつ声をかけてくるスンチョルさん。




全ての行動が謎なんだよな。


ああ見えてかまちょなのかな。




入学当初は、

ユンギ先生にどうすればバレずにタバコを吸えるかが問題点だったのに

最近では、いかにスンチョルさんに捕まらないかが悩みだった。





JS「初めての恋だからねぇ。。」




なんてボソッと呟くジスさんの声は、

私には聞こえていなかった。

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