最高で最悪 (ページ25)

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式を終え、ミンギュさんと私と、

またもや別で呼び出されていたスニョンさん3人で

指導室でユンギ先生にこっ酷く叱られた後、

またタバコでも吸おうと倉庫裏へと移動した。

するとそこには、なにやら物騒なものを振り回す男2人がいた。

え、怖いよ、なに。

(兄さん、これでどうかな？)
？「在哥哥,这个可以吗？」

(うん！凄くいいよ！)
？「可以！厉害好！」

中国語じゃーん

本当に色んな人がいるんだなこの学校は。

私も日本人なので、こっちでは海外組になるため

私が彼らを物珍しい目で見る事はないが、

母国語で楽しそうに話す2人を見て、

すこし羨ましく感じた。

(訓練中ですか？)
「正训练吗？」

少しは中国語を話せるので、興味本位で話しかけてみた。

すると2人は驚いて振り向き、

1人は物騒なものを構えてきた。

？「き、君は誰？？？」

背の高い彫刻のようなイケメンさんが私に問いかけながら、

もう1人の男の子に武器を下ろしてと宥めていた。

え、そんな警戒する？！！

「あ、ごめんなさい！

ちょっと気になって声かけちゃったんですけど。。

すぐ立ち去るんで続きどうぞ！」

そう言ってすぐ去ろうとしたら、

引き止められてしまった。

？「君すごいね！

足音１つ聞こえなかったよ！！」

え、褒められちゃった

？「今、この子の友達が危険な目にあってるからって

武術を教えるために練習してたんだ！

君、只者じゃなさそう！！」

彫刻さんは目を輝かせて話をし出した。

いや、もう1人の子めちゃくちゃ怒ってそうなんですけど。

大丈夫ですか？殺意すごいよ。

？「ハオ、大丈夫だから」

？「すいません、ヒョン」

目つきの悪い男の子はやっと武器を下ろした。

なんで今時ヌンチャクなんか持ち歩いてんのさ。

あんたの方がこえーよ

「お、お友達はその、

ヤクザか何かに追われてるんですか？？？」

武器を必要とするなら、

それくらい大ごとなのかなって思っちゃうじゃん。

ね？？？

？「いや！違うよ！！

ちょっと悪さする人がいるみたいだから、、、」

いやいやいや、ちょっと悪さするくらいで

ヌンチャク振り回さないであげて

？「お前誰」

んだこの目つき悪男

愛想もクソもねえ！！！