# 52 ページ3
.
「あ、北ちゃん！」
体操服を来た北ちゃんの姿。
今日朝練ないんじゃなかったっけ。
北ちゃんは私を一瞬見つめてすぐ逸らし、忘れたシューズを取ってそのまま教室を出た。
「え....？」
初めてだった。
北ちゃんに無視されたのは。
なんで無視？ 私なにかした？
慎『A』
「北ちゃん、今無視した、よね？」
慎『.....』
「なんで？ 無視なんてしたことないのに。 私なにかしちゃったのかな....」
慎『落ち着け。 今目の前にいるのは誰？』
「慎くん....」
慎『そう、俺がいるじゃん。 だからなんも気にすんな』
私の肩をガシッと掴み、背の丈を合わせて慎くんは言った。
真剣な表情に、思わず言葉を失う。
慎くんの目が、表情が、今の私を救ってくれる。
「ありがとう」
これが私の精一杯の感謝の気持ちだった。
.
.
それから、北ちゃんと話さないまま数ヶ月が過ぎた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1015人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まいぽん(プロフ) - まこたむーーー！！！切ない・・・。 (2020年4月10日 23時) (
レス) id: 0b1b1da15f (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - ぁぁ(;_;)(;_;)慎くん…そうきたか…(;_;) (2020年4月10日 16時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
北ちゃん - めっちゃ良いところでお話が満タンに、 (2020年4月10日 16時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
はるはるぴ(プロフ) - まこちーーーー（ ; ; ）辛い（ ; ; ） (2020年4月9日 17時) (レス) id: f5d2b72d0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まーこーつー(><) (2020年4月9日 17時) (レス) id: f4419693f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぐれーぷ
| 作成日時：2020年1月15日 0時
