星空が降る夜に 《北×慎》

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you side





慎『....言いそうになった』


樹『なんだよ、言っちゃえばよかったのに』


慎『そんな簡単に言えねえよ』


樹『ほんとにモタモタしてると...』


慎『分かってる』


樹『向こうもどう思ってるかわかんないしな〜』


慎『ぜんっぜんわかんねえ』


樹『まあとりあえず俺は応援するしかできないから、頑張れ』


慎『...ん、ありがと』






なんの会話...？


全然話の内容が掴めなかった。


とりあえず話終わったっぽいし、話しかけるか。




「慎くん！」


慎『え、A！？ なんで...』


「サボってたから呼びにきたんです〜」


慎『いや別にサボってねえよ』


「樹くんとお話してたじゃない」


慎『いや、まあ、それは、色々あったんだよ』


「ふーん、とりあえず早く戻って手伝ってほしいの！」


慎『分かったから...』






慎くんを連れ戻し、無事カレーを作り終えた。


また北ちゃんにガミガミ言われたけど、気にしない気にしない


美味しそ〜！ めちゃくちゃいい匂い。


いただきますをして、カレーを食べ始めた。





「ん...なんかにんじん固くない？」


美「やっぱり？ ほらー、北人くん、もうちょっと煮込むべきだったんだよ〜」


北『俺のせい！？ だって美羽ちゃんがまだ？ってうるさかったんじゃん！』


美「なんで私なの！ 最後に決断したのは北人くんです〜」





...兄弟喧嘩ですか？


こんな2人の会話の様子に、慎くんと目を合わせてクスッと笑ってしまった。







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