星空が降る夜に 《北×慎》

# 4 ページ4

you side






？『....遅れました』

先「おー、来たか。 自分の席確認してから座れよー」





まさか、この人、私の隣の席の人....？

見回してみるけど、空いてる席がここしかない

その人は、席を確認するたび、はあ、とため息をついて、こちらに向かってくる。

見た目は怖いけど、めっちゃ美形。

だから女子たちもざわざわしてる。


当のその人は、女子たちに舌打ちして、その場が静まり返ってしまった。





北『なにあれ、感じ悪すぎ』

「まあまあ北ちゃん....」

北『なに、Aもあの人のことかっこいいとか思ったの？』

「うーん、顔整ってるな〜としか....」

北『それ思ってるじゃん。 うわ、北人くん悲しいよ。 泣いちゃうよ』

「えええっ、ごめん北ちゃん....！」

北『お豆腐メンタルはズタボロです』





機嫌を損ねてしまった.....

こうなると厄介なんだよな〜北ちゃんは。







？『朝からうるせえな。 もう少し静かにできねえのかよ』




私と北ちゃんが話してる間に、私の隣の人はもう席に座っていたらしい。

さすがにいきなり言われたから、私たちが黙っちゃって....




？『聞こえてんの？』

「え、あ、ごめんね！」





謝ってなんとかなったけど、北ちゃんは隣の人を睨んでる。

やめなよって言って、席に帰らせた。





帰り際に、なんかされたらすぐ言ってよって言われたけど

なんもされないよって言ったら、ニコって笑って席に帰った。







.

# 5→←# 3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す