星空が降る夜に 《北×慎》

# 17 ページ17

you side





次の日の朝、私はいつも通り家を出た。




北『おはよ〜』

「え、北ちゃん！ 迎えに来てくれたの？」

北『うん、だって一緒に学校行くでしょ？』




高校も一緒に行ってくれるんだね。


まあ、北ちゃんがいなかったら私ぼっち登校だけど。




「いく」

北『じゃあいこ！』

「うん！」








高校に入って、そろそろ北ちゃん離れしないとあれかなって思ったけど、やっぱ離れられそうにないや。

私の人生に北ちゃんがいないなんて、もう今じゃ考えられない。

それくらい大事で、大切な幼馴染だから。









学校に着いて、教室に入るけど、まだ静けさが残っている。

まあ、入学して数日だもんね。

賑やかだったら逆におかしいか。


でもやっぱりちょくちょく友達の輪が出来始めてる。

私もそろそろ行動しないとぼっちになっちゃう...！




北『今、ぼっちになるって思ってる？』

「えっ.....」




なんで分かるの北ちゃん....

長年の付き合いってやつ？




北『大丈夫、俺がいるから』

「うん....」




やっぱり安心する。

北ちゃんの存在は、私にとってとっても大きい。

北ちゃんの優しさを受け取って席に座ると、前の女の子が話しかけてきた。




？「ねえ、名前なんていうの？」

「西崎Aです....！」

？「Aちゃん！ 私、永野美羽。 よろしくね！」









.

# 18→←# 16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す