星空が降る夜に 《北×慎》

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you side





樹『ほら、マネさんも怖がってるから』

慎『だから怒ってねえって』

樹『怖いよね？こいつ』




そう話を振られて、私は反射的に頷いてしまった。

し、しまった〜！

樹くんの顔を見ると、ちょっと笑ってるし....

当の長谷川くんの顔は怖くて見れないし....！

どうしよう...！！




慎『....悪かった。 怖がらせて』

「ふえ？」

慎『別にお前に怒ってるわけじゃないから』




あの長谷川くんが、悪かったって....

え、聞き間違い？


信じられなくて、長谷川くんの顔をぽけーっと見てたら、いきなり長谷川くんの顔が赤くなった。

その後、思いっきり顔を背けられて、私は嫌われたのかと思って、かなりダメージを受けた。




「ご、ごめんなさい...！」

慎『...だから怒ってねえって』

「でも....」

樹『実は女子の免疫ないんだよね、慎』

慎『おい...！』

「...ほえ！？」




あんなにモッテモテなのに？


なんだか少し親近感が湧いてきて、クスッと笑ってしまった。




慎『....んでニヤニヤしてんだよ』

「いや、長谷川くんもちゃんと人間なんだなって思って！」

慎『は？』

「怖いイメージしかなかったけど、今日でそのイメージは少しなくなった気がする！」

慎『意味わかんねえ...』




そう言いながら、また顔が赤くなる長谷川くん。



仲良く、なれるかな。









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