玲於5 ページ6
いつもの場所で9時集合
コーンスープだけ飲んで
待ち合わせ場所に向かった
するとそこにはもう
玲於くんがベンチに座って
待っているのがわかった
ダンスの練習をする暗い時間にしか
会ったことなかったし
服装もいつもと違うからか
少し大人に見える…
戸惑っていると
玲於くんと目が合って
まあまあな大きい声で呼ばれた
玲於｢おいチビッ子！｣
A『まず、おはよーでしょ！！』
言い合いながら駅に向かう
改札に行こうとすると
玲於｢Aこっち｣
腕をつかまれて
違う方向に促された
A『えっ！？
電車乗らないの？？』
玲於｢乗らないの。｣
ちょっと沈黙……
玲於｢A、キョトンとしすぎw｣
A『…どこいくの？』
玲於｢イチゴ狩りだろ？w｣
着いたところは
コインパーキング
緑のミニクロスオーバーの前で
玲於くんが止まる
A『…玲於くんの？』
玲於｢ねえ、俺もうオトナだよ？w
いーから乗って？｣
あまりにも意外で
といっても
私が勝手に電車と決めつけてたからだけど
そーいえば
一言も電車で行こうなんて
言われてなかった
ハンドルを握る玲於くん…
髪の毛もセットしてる…
カジュアルだけど
おしゃれなスニーカー
玲於くん…かっこいい…
どんどん気持ちが加速して
自分でも感情がこみあげるのがわかった
玲於｢ねえ、静かだと気持ちわりぃw｣
あわてて答える
A『ちゃんと着くの？w
前向いて運転して！』
玲於｢はいはいw｣
どうしよう。
私、玲於くんが好きだ…
わかっていたけど
自分の気持ちに
自分が追いつかない
1つ願いが叶うと
また次の欲が出て…
思いは色々と巡るけど
今日は楽しい思い出にしたい…
とりあえず
今は考えるのをやめよう
そう決めて
2人のドライブを楽しんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：teruteru | 作成日時：2019年1月18日 0時
