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玲於 ページ2

あ…また会えた。

閉店したお店の
ショーウィンドウを
鏡がわりに使って

音楽に合わせて踊る彼は
私の視線をいつも奪う

残業がある遅めの時間
彼は必ずそこで
独特のダンスの練習をしている

少し遠くから
わからないように

さっき買った
缶コーヒーが飲み終わるまで
彼のダンスを見て帰るのが
いつのまにか
私の習慣になった

その習慣は
コーヒーの飲み方を
わざと遅くして
自分の中のルールを
ずるい反則をするみたいに

彼のダンスをもっと見ていたい言い訳に

日に日にとどまる時間を長くした

そんな習慣が
しばらく続いたある日

ダンスの練習が
突然止まったかと思うと
彼が振り向き
こちらに歩いてきた…

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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:teruteru | 作成日時:2019年1月18日 0時

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