忘

33　　hayato side ページ33

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玲於といつもの帰り道









いつもの風景









いつもの立ち位置









いつもの時間









いつもの格好









なのに









僕の心の中だけ違う









完全にAは戸惑ってた






困らせたかな、







そんな時、二人の通知が同時に鳴る









見ないでもわかる、Aからだって






　


玲於、手震えてる









Aが何を送ってきたのか、どっちを選んでくれるのか、不安でしかない








多分、いや絶対、玲於も同じ気持ち









『 玲於、大丈夫 』








無意識にそう声を掛けてた









Aからきたメッセージは







明日の夕方4時に選んだ方の家に行く









そんな内容だった









怖い









モヤモヤする




　





ちゃんと俺の気持ち伝えたい









･









心の中で行き交う思いはたくさんあるけど









それをAに伝えられるのかな









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A、来てね









キラキラした笑顔で









　
　






" 隼ー！ " って









　









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待ってるよ、A

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