泣き虫ピエロとの約束 second (ページ7)

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｛え⁉それマジで言ってる⁉｝

『…うん。ほんと』

お昼休み。

お弁当を食べながら、同僚に相談をした。

非難される覚悟で。

｛…きっしょ｝

『…え⁉』

｛高崎さん。そんなキモい人だったの｝

『…あ、あの、私の話、信じてくれるの』

｛え？当たり前だよ。だって、本当のことなんでしょ？｝

『うん。そ、そうだけど…』

｛あ、もしかして、私が高崎さんのこと気に入ってたから、それで気にしてる？笑｝

羽奈は無言で頷いた。

｛気に入ってるって言っても、先輩としてってだけであって！爽やかな感じだし、良いなーって思ってただけ！｝

『そうなの…？』

｛うん！てかそんなキモい人だったなんてさ、ギャップあり過ぎてもうダメだわ私。一気に幻滅｝

想像以上の展開になり、開いた口が塞がらない。

｛それで今日よく出勤してきたね。偉いよ。何かあったらすぐ言いなね。力になるから｝

涙が出そうになったのを堪えた。思い切って良かった。

｛はぁ、あいつはもう女の敵だわ。みんなの前で化けの皮剥がしてやりたい！！｝

『ふふ』

今まで高崎“さん”と丁寧に呼んでいたのに、もうすでに“あいつ”呼ばわりになっていることが、可笑しくて堪らなかった。

と、テーブルの上に置いていた携帯が震えた。

時間ある時に電話してもらえるかな？

海からのLINEだった。