始まり ページ9
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『...........どこ行くの?』
お互いに無言のタクシーの中で聞いてみる
壱馬「だから俺ん家」
『何で?』
壱馬「何でって......悔しくないん?悲しくないん?」
『あぁいうことしてるのは知ってたから、それに一番は私って言ってくれたし』
壱馬「じゃあ何で泣くん?」
『そりゃ、目の前で見たら泣くでしょ苦笑』
壱馬「...........とりあえず臣さんに連絡しぃや」
『なんて?』
壱馬「"終電逃したから今日かえれない"みたいな」
『......わかった』
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Aごめん!終電逃しちゃって帰れなくなった!
臣おけ、俺も仕事入った
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『はい、送った』
壱馬「よし、マンション着いたし行くか」
『私お泊まりセットなんて持ってないよ?』
壱馬「下着はないけどジャージ貸したるわ」
『ありがと』
壱馬くんがオートロックを解除してるあいだも
エレベーターを待ってる時も
エレベーターに乗ってる時も
廊下を歩いてる時も
お互い、一言も喋らない
やっと喋ったのは玄関に入ったとき
壱馬「なぁ」
『ん?どうしたの』
壱馬「..........言いにくいんやけどさ」
『うん』
壱馬「臣さん、そういうことしてるわけやん?」
『......そうだね』
壱馬「俺らもしようや」
『......何言ってんの?』
壱馬「今夜だけ、今夜だけでいいから、だから......抱かせて」
何を言うのかと思えばとんでもないことを言い出す壱馬くん
壱馬「あかん?」
臣のことは大切
でも、壱馬くんと繋がりたい
臣だけそういうことするとかズルい
それなら私も...........
『いいよ』
悪くない、私は悪くない
臣も同じことしてるもん
壱馬「じゃあ、手加減せぇへんからな」
いきなり降りかかる深いキス
そして私たちは寝室へ
今から、長い長い夜が始まる
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ぴーゆい(プロフ) - 片寄みゆなさん» 素敵だなんて.......!!まだまだです!! (2019年3月12日 20時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
片寄みゆな(プロフ) - ぴーゆいさん» いえいえ!こちらこそ素敵な作品をありがとうございます! (2019年3月12日 15時) (レス) id: c5f011830b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - 片寄みゆなさん» ありがとうございます!めっちゃうれしいです!!更新頑張ります!!! (2019年3月11日 7時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
片寄みゆな(プロフ) - お話作るのすごい上手ですね!更新頑張ってください! (2019年3月11日 4時) (レス) id: c5f011830b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - ゆーみさん» コメントありがとうございます!!がんばります!待っててください♪ (2019年2月13日 21時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーゆい | 作成日時:2018年12月27日 22時