一夜だけ一緒に

まずは友達 ページ40

慎 side








もう俺の言ってることはほぼ脅し






でも、こうでもしないと言ってくれないから




慎「まあ、ちょうど壱馬さんも服買いたいって言ってたし、呼びますね」




そう言って、俺がポッケに手を入れたのと同時に焦り始めるAさん






『...........待って！』



慎「はい？」



『.......ホントのこと言うから、電話しないでください』



慎「じゃ、ちょっと場所変えましょうか」







そう言って、近くにあるカフェに移動する





『じゃあ、もうパッて言いますね』


慎「はい、」


『私は壱馬を知ってます。この子も壱馬の子です。ただ、壱馬とはいけない関係でした。だから、壱馬とも離れて来ました。それで今に至ります。』





ホントにざっくりと話してくれたけど、それだけじゃなくて、俺は壱馬さんと会わないのかが知りたい





慎「もう壱馬さんとは会わないんですか？」




『......................はい』




慎「...........そうですか」





どうしたらいいんだろう、壱馬さんと会わせるには




よりを戻すには






どうしたらいいのか分からない






慎「じゃあまず、友達になりましょ？俺と」


『は、はい？』



慎「ほら、壱馬さんのこととか伝えるために」


『いや、意味わかりません』


慎「じゃあシンプルに普通の友達になりましょ」


『嫌です。』


慎「あー、壱馬さんよぼーかなー」


『...........わかりました』



慎「よろしくお願いします笑笑」







よし、第一段階クリア








どうにかしてでも、この二人をくっつけたい





幸せにしてあげたい

愛→←彼の後輩

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