一夜だけ一緒に

プレゼント ページ22

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『久しぶり笑』


壱馬「いや、この前会ったやん笑笑」




今日は土曜日


壱馬と会う日




壱馬「臣さんにはなんて言ってきたん？」


『友達が彼氏に降られたから毎週土曜日は友達の家に泊まるって言ってきた』



もちろん、それは全部嘘



友達は彼氏とラブラブだしね


壱馬と会うためなら嘘なんて余裕でつく




壱馬「ほな、行こか」


『うん』



実は、今日は壱馬の誕生日プレゼントを持ってきた



中はストール



渡すのは行為が始まる前





『友達がさ、携帯トイレに落としたんだ笑笑』


壱馬「マジかよ笑笑」



なんて他愛もない会話をする事5分


壱馬の家に着いた



『壱馬、これあげる』


壱馬「ん？あぁ、ありがと！」


すると丁寧にラッピングを剥がす壱馬



壱馬「おぉ！！ストールやん！」


『どう？』


壱馬「センスもめっちゃええ！！」




よかった、喜んでもらえて



壱馬「あのさ、一個わがまま言ってもええ？」


『えっ？いいよ』



壱馬「...........もうひとつのプレゼントとしてさ、その.......ゴムなしでヤ、る、とかって無理？」



『．．．．．．．．．．．．．．．．は！？』



びっくりしすぎて声裏返った


壱馬「あかん、よな」



いやいや、いいよ？

全然いいんだけどよ？


一応彼氏いるしさ？



『いいんだけさ、妊娠しない？』


壱馬「えっ！！いいん！？！？」


自分が聞いといて一番驚いてる壱馬

いいって言ってるのに笑笑


壱馬「大丈夫、優しくするし」


『じゃ、決まりね？』


壱馬「ありがと！」



大丈夫、大丈夫、大丈夫



子どもができない程度なら

臣にもばれないはず



今日の夜は多分




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