一夜だけ一緒に

臣と壱馬 ページ21

壱馬「あっAさん！」





5mほど離れたところから壱馬が私を呼ぶ


『臣、ちょっと待ってて』


臣「おぉ」




小走りで壱馬のもとへ




『どうしt壱馬「俺の前でイチャイチャすんなよ」


何を言うかと思えば"イチャイチャすんなよ"って



嫉妬？してくれたのは嬉しいけど、壱馬だって臣としか話してなかったくせに


『壱馬こそ、私にはあんまり構ってくれなかったじゃん』



壱馬「.........嫉妬？」



嫉妬といわれれば嫉妬かもしれない


でも、壱馬のだって嫉妬だし



『それは壱馬もでしょ？』


壱馬「そうやな笑笑」


『嫉妬してくれて嬉しい』


壱馬「俺も笑」



臣「Aー、帰ろー」



壱馬と私から5mぐらい離れたところの臣がそう叫ぶ


正直、壱馬と話してたら臣のことなんか忘れてた

壱馬との会話が楽しすぎて
いつまでも話してたらいたくなるような


『じゃあ、またね』


壱馬「うん、また。って言っても土曜日会うけど笑笑」



そう言って離れた私たち





臣のことろへ戻ると寒い寒いとお互いに気候にクレーム


臣「寒すぎだろ」


『臣、はーってやって？』


臣「ん？ハァー」


『息、真っ白笑』


臣「A、ハァーってやって？」


『やーだよ笑』


臣「じゃあこれ見て？」


そう言って見せられたのはスマホの画面

映っているのは臣の友達の変顔写真


『あはは！笑笑何これ！』


臣「息、真っ白笑」


『え？笑笑あっちょっと、それはずるいよ〜！』


臣「あー寒っ早く帰ろ」


『無視しないでよ』


臣「今日も一緒に風呂入ろ？」


『やーだ』








ホントに自分が分からない


臣といても幸せ

壱馬といても幸せ


優先した方がいいのは臣ってわかってる


じゃあ壱馬は諦めれば？って思うでしょ？



それができないから迷ってるの


それが出来ればいいのに

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