一夜だけ一緒に

危機感と喜び ページ18

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『ただいま〜』


臣「おかえり〜」




壱馬との時間も終わり、家に帰るとリビングから聞こえる臣の声



『ごめん！朝ごはん作れた？』


今は朝の10時



臣「お前、俺のことなめてんの笑笑一食ぐらい作れるし」


『そうだよね笑笑』


臣「なんか、シャンプー違う？」


『っ、友達のシャンプーかな』


臣「服の匂いも」


『香水つけてたんだよ』



臣「どっかで嗅いだことある気がするんだよな〜」




お願い、気づかないで


『いや、こんな匂いのシャンプーも香水もどこでもあるよ』


臣「だよな笑」




焦らせるようなこと言わないで欲しい


私たちの関係を知らない臣にこんなことを願っても、意味はないけど




臣「A、明日仕事ある？」


『ないよ？』


臣「この前のレストラン行こ」


『えっどうしたの？いきなり』


臣「壱馬の誕生日なんだよね」


『そうなの！？』


臣「おぉ笑そんな驚く？」


『いや、別に』



いや、驚くよ


驚くでしょ


そっか壱馬くん、1月7日が誕生日なんだ



臣「だからAも行こ？」


『うん！』



超嬉しい


臣がいると、そりゃ少しは危機感あるけど


土曜日以外にも会えるチャンスだもん



壱馬の話になってから、明らかにテンションの高い私


それぐらい会いたい




だから、楽しみすぎて死んじゃいそう笑

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