一夜だけ一緒に

やっと ページ15

-----------土曜日-----------







今日は私たちの約束の日


待ち合わせはまた駅前の時計台




壱馬「お待たせ〜」


『あっ壱馬！全然待ってないよ』


壱馬「じゃあ、行こっか」


『どこいくの？』


壱馬「決めてない笑笑」


『...........えぇ！？』


壱馬「今日はAが決めて?」


『何でもいいの？』


壱馬「ええで？」


『.................じゃあ、壱馬ん家』


壱馬「え？」


『壱馬の家にいきたい』


壱馬「何言っt『一回だけじゃヤダ』


壱馬「......」


『壱馬はあの日しか抱かないって言ったけど、私はヤダ』



もう、私何言ってんだろう


いつからこんなにわがままになっちゃったんだろう


ホントに最近おかしい、どうかしてる



壱馬「...........ええで」


『...........え?』


今、壱馬なんて？


壱馬「なんやそのマヌケな顔笑笑ええでって」


『......うん』



嬉しすぎて言葉が出ない



壱馬「じゃあ行くで」


『うん』





タクシーのなかではこの前とは違って会話をしてた


降りるとき、年輩の運転手さんからこんな一言が



運転手「お似合いのカップルですね〜」


壱馬「ありがとうございます笑笑」


一瞬固まってしまった


なのに壱馬は何でこんなに自然と嘘を返せるんだろう


でも、カップルに見えることは嬉しかった

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