君との恋は１ヶ月 (ページ5)

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itsuki side

ネコのことで意気投合してたらきた電車

朝ってこともあって
遅め出勤のサラリーマンがいっぱいいる

運よく端の方にこれたけど、人多すぎだろ

樹「Aって車酔いとかするタイプ？」

『ん～そんなに酷くないけど少しだけ笑』

じゃあダメじゃん

樹「マジ？気持ち悪くなったら言って？」

『へへ笑うん。ありがと』

何で笑ったんだろ？
可愛いからいいけど

ガタン！！

ドン！

電車に揺られて数分
少しだけ大きめに揺れた電車

その瞬間壁についた手

その手のすぐ横には
小さなAの顔

いわゆる

壁ドン

満員電車だから
当然お互いの顔も近いわけで
二人の息が混ざりあっててなんか

なんか

恥ずかしい///

Aの顔を見てみると

Aも顔が真っ赤になってる

その表情にちょっと
ホッとしてる

怖がられたらどうしようとか
嫌われたりしたらとか
一瞬のうちに思ってたけど

あぁなんか
意識しちゃってるのって俺だけじゃないんだなーとか思ったり

一瞬時間が止まったかと思った

『あっあの////、ごめん///』

樹「俺の方がごめん///」

ザワザワ

お互い、恥ずかしくて何も言えない中

プシュー

"ドアが開きます｡ご注意ください"

ついた目的地への駅

樹「よし、行こ」

『そっそうだね!』

実はまだ

ドキドキしてるけど

今日は俺がリードしなきゃな