君との恋は１ヶ月 (ページ12)

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itsuki side

10月中旬

もうそろそろAと出会って１ヶ月
そして俺の誕生日

本来なら、誕生日は嬉しい

けど、、、

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"『１ヶ月、お世話になってもいいですか？』"

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Aと約束した１ヶ月間

家にかえればAがいて

出掛けるときもAが見送ってくれる

これまで当たり前だと思ってたこのなのに
もうすぐ終わってしまうなんて考えられない
むしろ、Aも普通の顔して生活してるから
あの言葉なんて本気にしてないと思う

それと、この気持ち

好きってまだ伝えてなくて
もし本当に出て行くなら、早く伝えて
付き合って、ずっとここにいてもらいたい

でも勇気がなくて

もし仮に

付き合っても
Aが約束を守って
出ていったら

Aは罪悪感に包まれて
俺は孤独感に包まれる

お互いに傷付くんだ

Aは

本当にこの家を

出て行くのか

何のために

俺の家に来たのか

出て行った後に

行く宛はあるのか

俺のことは

どう思っているのか

疑問ばかり浮かんで来るのは
Aのことを
何も知らないから
もし、
あと3日で終わるなら
後悔はしたくない