大人らしさ ページ10
.
_________ガラガラ
図書室の扉を開けるとカウンターにはまだ誰もいない
『...........ふぅ....』
前髪を上げたことによっていろんな人に話しかけられた
"可愛いね"とか"似合ってるね"とか、そう言われるたびに愛想笑い
疲れた...........
_________ガラガラ
また開く扉
壱馬「あっ先に来てたんや笑ごめん、遅れた」
『ううん、私が早く来すぎたの』
壱馬「そう？」
『うん』
これで会話は終了
いつものことだけど、今日はなんかさみしい
心のどこかで川村くんに前髪のことを気づいて欲しいって思ってる
『そ、そういえばさ、川村くんって部活してないの？』
壱馬「してるけど基本休み笑笑」
『何部？』
壱馬「美術部」
『そうなの？武道系かと思った』
壱馬「いや、そうしようか迷ったんやけど腰痛めたから笑」
『そうなんだ』
壱馬「佐藤は？部活」
『私はしてないよ」
壱馬「走るのは？昔陸上してなかった？やめたん？」
『まあ、足怪我したから』
壱馬「そうなんや」
『うん』
また終わる会話
言って欲しいなとか思ったり
壱馬「佐藤、」
『ん？』
壱馬「前髪、可愛いな」
『っ////』
壱馬「って、言って欲しかったんやろ？俺に笑」
『そんなことっ、一言も言ってない』
壱馬「でも顔真っ赤やで？笑笑」
『き、気のせいじゃない？』
壱馬「じゃあ鏡で見てみる？」
『...........遠慮しときます』
壱馬「笑笑」
明らかに私の反応を見て楽しんでる川村くん
川村くんって以外とドSなのかもしれない
壱馬「でも、可愛いは本心やで？」
『...........大人げない』
壱馬「同い年ですよ〜笑笑」
『...........意地悪』
壱馬「ドM」
『ドS』
壱馬「はいはい笑笑」
川村くんは大人だ
それに比べて私は幼稚
意地悪でドSな一面もあるけど
最後は折れてくれるところ
自分の気持ちもストレートに言うところ
同い年なはずなのに
川村くんの方が年上に感じる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 628人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴーゆい(プロフ) - アノアノさん» ありがとうございます！実は放課後図書室を参考にしているんです(^_^) (2020年8月8日 19時) (
レス) id: 0d1949d838 (このIDを非表示/違反報告)
アノアノ(プロフ) - 放課後図書室みたい！ドキドキします！ (2020年6月6日 23時) (レス) id: 1723452b39 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - せえさん» でもまだあと金曜日がありますからね！更新頑張ります！！ (2019年4月26日 19時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
せえ - ヤーバイ！！最後の二日間辛いですよ！でもドキドキします！これから楽しみです！ (2019年4月26日 1時) (レス) id: 9ec98cd98a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - ここなさん» よし、頑張ります！ (2019年4月17日 23時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴーゆい | 作者ホームページ：http://twitter.com/@__Love_Symphony
作成日時：2019年1月3日 16時
