二つの影 ページ48
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壱馬「そろそろ帰ろっか」
川村くんにそう言われて、二人で校門を出る
外は夕焼けでオレンジになってて綺麗だなぁ。なんて思いながら歩く
そして私たちの後ろには私たちの影がついて来る
その影を見てたら､川村くんと付き合ってるっていう実感が湧いてきて少し恥ずかしい
壱馬「図書室もいいけど､たまには保健室で4人で遊ぶのもいいな(笑)」
『遊ぶの？』
壱馬「たまにはな、息抜きや」
『息抜きかぁ。そうだね』
壱馬「それとも､二人でどっか行く？」
『え、どっか...というのは.....』
壱馬「デートってやつやな」
『で、デート.....？』
川村くんとデート､ってことは
手繋いだり
キス、とかしたり
するのかな.....
.....ダメだ､考えただけで顔が赤くなる
周りが夕焼けでオレンジなことに感謝する
壱馬「でもなんかこうして影が二つ並んでるの見たら付き合ってるって感じするな」
『確かに､なんか嬉しい』
壱馬「え？(笑)」
『だってほら、川村くんはキラキラしてるけど私は地味だし
性格も言動も正反対なのに､こうして川村くんを好きになって
なんなら付き合ってることがすごく嬉しいな....って』
私、すごく恥ずかしいこと言ってる気がする
あぁ...穴があったら入りたい
『その､別に変な意味じゃないので、あの、....えっと.....ごめん』
壱馬「ふっ(笑)」
『わっ笑わないでよっ』
壱馬「ごめんごめん(笑)」
『まだ笑ってる.....』
壱馬「違うって､可愛いなぁって思っただけ！」
『可愛くないよ』
壱馬「てか、俺だって佐藤と付き合えて嬉しいし、俺だって好きになってよかったなぁって思ってる。
佐藤は正反対とか言ってるけど､俺は全然正反対じゃないと思うで？だって佐藤も十分キラキラしてる
と思う。友達と話してる時とか､お兄さんと話してる時とか､俺といるときとか(笑)」
川村くんがそんな風に思ってただなんて､知らなかった
すごく嬉しい
嬉しくて泣いちゃいそうなぐらい
壱馬「だから、これからもいっぱいデートしたり､手繋いで､キスなんかして。ずっと二人でいような」
『うん.....！』
そう言って川村くんは私を抱きしめてくれた
私たちの影も、同じ動きをする
壱馬「ってなんかプロポーズみたいで恥ずいわ(笑)」
『...格好いいからいいんだよ』
壱馬「何それ(笑)」
私、きっと
今が一番幸せ
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ぴーゆい(プロフ) - アノアノさん» ありがとうございます！実は放課後図書室を参考にしているんです(^_^) (2020年8月8日 19時) (
レス) id: 0d1949d838 (このIDを非表示/違反報告)
アノアノ(プロフ) - 放課後図書室みたい！ドキドキします！ (2020年6月6日 23時) (レス) id: 1723452b39 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - せえさん» でもまだあと金曜日がありますからね！更新頑張ります！！ (2019年4月26日 19時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
せえ - ヤーバイ！！最後の二日間辛いですよ！でもドキドキします！これから楽しみです！ (2019年4月26日 1時) (レス) id: 9ec98cd98a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - ここなさん» よし、頑張ります！ (2019年4月17日 23時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーゆい | 作者ホームページ：http://twitter.com/@__Love_Symphony
作成日時：2019年1月3日 16時
