本当のファーストキス ページ43
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壱馬「そろそろ帰ろっか？」
川村くんにそう言われ、時計を見るともう５時になってた
『あ、そうだね。もう５時か』
今思えば、図書室という公共の場でものすごいことをしてた気がする
まあ、今日は誰もいなかったからよかったけど
壱馬「俺カギ返してくるな？」
『あのっ、川村くん』
壱馬「ん？」
『.....一緒に行っても、いいかな...？』
壱馬「いいよ、行こ？(笑)」
『.....うん』
鞄を持って、カギを返して、靴を履いて、外に出る
校門の前には何やら人だかり
壱馬「あれ、何？(笑)」
『なんだろう？芸能人とか？』
壱馬「校門の前に？」
『じゃあ違うね(笑)』
壱馬「まあいっか。帰ろ？」
『うん』
"大樹「あっ！Aー！！」"
校門の前の人だかりをスルーしたとき、どこか遠くでお兄ちゃんの声が聞こえた気がした
気のせいかなぁなんて思ってたけど、
その声は川村くんにも聞こえたみたいで顔を見合わせた
壱馬「誰か読んでた？」
『なんかお兄ちゃんの声が聞こえた気が.....』
二人してさっきスルーした校門の前を見ると、
.....人だかりにお兄ちゃんが埋もれてる
大樹「ちょっとみんなごめんね！通してね〜！」
やっとのことで人混みから脱け出したお兄ちゃん
お兄ちゃんは私が視界に入るや否や、私のもとへ駆け寄ってきた
大樹「A！たまたま学校の近く来たから一緒に帰ろ？！てか、この男誰！？」
『ちょっ、お兄ちゃん！落ち着いて！』
壱馬「こ、こんにちは(笑)」
お兄ちゃんのシスコンぶりに若干川村くんが引いてる
外でシスコン発揮するのは本当にやめてほしい
大樹「何？誰？彼氏？は？どこまで進んだの？手繋いだ？ハグ？キス？それ以上？」
壱馬「川村壱馬です。佐藤Aさんの彼氏です。キスしました。」
大樹「はぁ！？キス！？」
『ねぇお兄ちゃん！声が大きいよっ』
大樹「一応言っとくけど、Aのファーストキスは俺だから！」
『えっ！』
大樹「覚えてない？Aが３歳のときに"大きくなったらお兄ちゃんと結婚する！"って言ったから誓いのキス的なキスしたこと。覚えてる？」
『覚えてない』
大樹「え、.....」
壱馬「あ、あの(笑)そろそろ帰りません？」
『あ、ごめんね川村くん。」
壱馬「全然ええで？面白いお兄さんやん(笑)」
そう言って川村くんは微笑んでくれる
そして、私は川村くんが改めて好きだと再確認した
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ぴーゆい(プロフ) - アノアノさん» ありがとうございます！実は放課後図書室を参考にしているんです(^_^) (2020年8月8日 19時) (
レス) id: 0d1949d838 (このIDを非表示/違反報告)
アノアノ(プロフ) - 放課後図書室みたい！ドキドキします！ (2020年6月6日 23時) (レス) id: 1723452b39 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - せえさん» でもまだあと金曜日がありますからね！更新頑張ります！！ (2019年4月26日 19時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
せえ - ヤーバイ！！最後の二日間辛いですよ！でもドキドキします！これから楽しみです！ (2019年4月26日 1時) (レス) id: 9ec98cd98a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーゆい(プロフ) - ここなさん» よし、頑張ります！ (2019年4月17日 23時) (レス) id: ce51d072e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーゆい | 作者ホームページ：http://twitter.com/@__Love_Symphony
作成日時：2019年1月3日 16時
