正反対の私と彼と

カラオケ ページ7

放課後、ついにカラオケに行く時が




実はまだ川村くんにも言ってない



真奈美「Aっち！行こ〜」


『あっうん笑でもちょっと待っててもらっていい？』


佳奈「ん？いいけど、どした？」


『私まだ川村くんに言ってないんだ』




そう言うと二人は"あ〜！"と納得してくれた





『行って来るね』

佳奈「待ってるね！」






急いで図書室まで駆け出す





ガラガラ






図書室のスライドドアをスライドさせるとカウンターに座る川村くんの姿



じっくり本を読んでいる



『あの、川村くん！』


壱馬「ん？えっ佐藤？カラオケは？」



私がいることにびっくりしている様子の川村くん


『そのことなんだけど、カラオケに誘われたので、当番任せちゃってもいいですか？』


壱馬「おぉ、全然ええで笑笑」


『ごめんなさい、ありがとう』



ホントに申し訳ない





そんな気持ちを抱えたながら、今度は真奈美ちゃんたちのところへ駆け出す



『ごめん！お待たせ！』


真奈美「よし、じゃあ行こ！」




カラオケまでは徒歩5分


それまでは

昨日のテレビの話
嫌いな先生の話
テストの話

いろんな話をする事5分





佳奈「着いた！」



いよいよカラオケに




ガチャ




翔吾「おー！おっそいわ！」


真奈美「ごめんごめん笑笑」


佳奈「あと１人は？」


翔平「ドリンクー！」




ちょっとちょっとちょっと



聞いてないよ



男の子がいるなんて聞いてない



真奈美「ん？Aっち？何固まってんの？」

佳奈「座ろうよ？笑笑」

『あぁうん笑』



ガチャ

ストンっとソファーに腰をおろすと同時に開くドア



？「あ、来てたんだ！」



そこにいるのは


二重の綺麗な男の子

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