35:風邪引き涼太くんの看病をしよう！�� ページ35
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『よし、…涼太くん、わたしを抱きしめるんじゃなくて、お布団はいろ？』
涼「んー…だって、Aつめたくてきもち…」
『辛いでしょ、立ってるの。熱何度あるの？測った？ごはんは？』
涼「ん……37.8度、ご飯はたべてない」
『いや、高いし。お布団はいらなきゃだめです。ご飯もたべないと』
涼「……じゃあ、一緒にきて、Aも、」
『ん、いいよ。はい、おいで』
いつもならなんだかんだ上手く丸め込んで動かないのが涼太なのに、今日は大人しくついてくるみたいで、相当、辛いみたい。
にしても、熱のせいなのか、おっきな目をうるうるにしながらこっちを見てて、そんな涼太の手を引きながら先を歩くわたし。
……犬の散歩してる気分。
『はい、とうちゃーく。いっぱい寝て、はやく治してね、』
涼「ん……、」
『………(ぐ、かわいい…)』
涼「あ、…水、ちょうだい、」
『…あ、水、水ね、ちょっとまってて』
：
：
『はい、お水。ゆっくり飲んでね』
涼「んーーー…」
目を揺ら揺らさせながら、可愛い顔からは想像できない男らしい喉を揺らして水を飲んで、何故か時折こっちを横目で見てくる子犬…じゃない、涼太。
いつもより、色気が倍増しております。
『よし、飲めた？じゃあこれ貼るよ、ちょっと冷たいよー。』
涼「んっ、つめた…」
『…はい、できた。じゃあちょっと寝てて、おかゆ作ってくるから。」
涼「ん、わかった」
弱ってる涼太も悪くないな、なんて不謹慎なことを想いながら手早くおかゆを作ると、薬と一緒にトレーに乗せてベッドルームまで運んだ。
『涼太、おかゆ、できたよ。薬も持ってきたから』
涼「ありがと、たべる。………」
『………ん？』
涼「…あ。」
『……あぁ、はいはい、あーーー…』
涼「ん…んまい」
『美味しい？味わかる？」
涼「わかる、うまい、…あ。」
どうやらこの子、自分で食べる気はさらさらないようです。
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蒼 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 面白かったです。 (2020年4月1日 1時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - ぽんたさん» リクエストだけでなく、うれしいお言葉ありがとうございます…！のんびりではありますが、書いていきたいと思いますので、ぜひお楽しみに！ (2020年3月30日 16時) (レス) id: 0b88aa5cab (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - yt0409915さん» リクエストありがとうございます…！ (2020年3月30日 16時) (レス) id: 0b88aa5cab (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - つやかさん» コメントありがとうございます…！これからもがんばりますので、ぜひご愛読よろしくお願いいたします！ (2020年3月21日 1時) (レス) id: 38ed358bd8 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 亜嵐LOVEさん» コメントありがとうございます…！がんばります！！ (2020年3月21日 1時) (レス) id: 38ed358bd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：em. | 作成日時：2020年2月21日 11時
