▼RYOTA side. ページ13
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あんなに頑張って考えたデートプランで一位を取れなくてへこんでた最中、亜嵐くんから衝撃の告白と、現実を突き付けられた。
気付くのが遅すぎたっていうのは、自分が一番良く理解してる。
これが他人だったら、ほんまにあほやなって呆れて言ってると思う。
『ねえねえ、リクエスト曲の結果見た？』
「ううん。まだ見てない。今んとこ何が多いん？」
『それが、意外なんだよねー。ほら！』
音楽番組で、ファンからのリクエストの曲を歌う事になって、公式で募集をかけていた。
みんなの予想ではやっぱりAGEHAかな、なんて話してたけど、Aが見せてくれた一覧には意外な曲がトップに。
「…for you？えー、そうなんや。意外やな。」
『ね！確かに良い曲だけどね。龍友くん喜んでるだろうね。』
それは龍友くんが作詞したもので、俺もすごく好きな曲だった。
本番はもう明後日で、明日リハを行う予定。
でも俺は、この曲を歌いきれる自信がなかった。
♬〜
龍「もしあの時、」
涼「君の顔が浮かんだら」
『失ってしまう前に』
涼「気付けた」
龍「ごめんね、身勝手だった」
涼「不器用な僕に、っ、ごめん…。」
だめだ。
リハーサルだというのに、自分と重ね過ぎて感情のコントロールが出来ずに泣きそうになる。
ねえA。
胸に手を当てるとね、苦しくなるほど大きなAへの気持ちが溢れ出てくるんだ。
もしあかりに連絡をしたあの時、Aの顔を思い出していたら、こうなる前に気付けてたかもしれないね。
『涼太、大丈夫？具合悪い？』
「…ううん。ありがとう。」
Aが好きだと気付いた今、Aの想いがどれほどだったのかを思い知らされる。
きっと今の俺なんかより、Aの方が今までずっと辛かったはず。
でも俺達の前ではそんな素振り、見せなかった。
A。
今まで俺、Aの優しさに甘え過ぎてたよ。
今更後悔が胸を締め付けるんだ。
「ねえA、ずっと隣におって、？」
『ふふ、なにそれ。当たり前でしょ？私は一応、涼太の左腕だもん。あ、右腕は龍友くんね？』
このままで終われない。
許されることなら、もう一度だけでいいから、俺を愛してほしい。
ごめんね、ずっと身勝手だった。
こんな不器用な俺に、いつでも無償の愛をくれてたのに。
けど、もう俺だけの人生じゃないって気付いたから。
これからは二度と悲しませたりしない。
だからA、俺を信じてほしいんだ。
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emry(プロフ) - こじゃるさん» こじゃるさん、ありがとうございます！亀更新となってしまうこともありましたが、ラストスパート頑張ります！ (2018年5月13日 22時) (
レス) id: ed62ca3d67 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新ありがとうございます。無事結ばれて良かったです(^^)またまた更新頑張って下さい。 (2018年5月13日 20時) (レス) id: e03f9b276d (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きが気になって仕方がない(^^)頑張って下さい(●´ω｀●) (2018年5月10日 19時) (レス) id: 27c9203e2a (このIDを非表示/違反報告)
emry(プロフ) - こじゃるさん» こじゃるさん、いつもありがとうございます！お待たせして申し訳ありませんm(_ _)mまた是非楽しんでご覧ください！ (2018年5月9日 0時) (レス) id: ed62ca3d67 (このIDを非表示/違反報告)
emry(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます。更新お待たせいたしました。 (2018年5月9日 0時) (レス) id: ed62ca3d67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emry | 作成日時：2018年4月5日 22時
