隠し通せないよ ページ45
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亜嵐くんの様子がおかしい。
多分本人は気付かれないようにしてるつもりなんだろうけど、私には分かる。
みんなよりも前から亜嵐くんの事を知ってるから。
『ねえ、亜嵐くん、亜嵐くんってば。』
「え、なに？」
『…亜嵐くん、何かあったの？最近ずっと変だよ？』
「いや、なんもないよ？ごめんごめん、ちょっと疲れてんのかな。で、どうした？」
『本当にそれだけ？』
「本当だって、A心配し過ぎ。ありがとね。なんか用だったんだよね、何？」
心配し過ぎ、と笑って私の頭にポンッと手を置く亜嵐くん。
けど絶対嘘だもん、その顔。でもこれ以上聞いてもきっと口を割ることはないだろうから、掘り下げて聞くのはやめることにした。
『昨日ね、メンさんから聞いたんだけど、この前の収録であかりちゃんに会ったんでしょ？』
「…ああ、うん。」
『すごいよね、彼女。早速もう注目されてるなんて。』
「そう、だね。」
『それでね、急遽決まったんだけど、雑誌で一緒に撮影があるの。同じアーティストとして対談の予定みたいなんだけど。』
「え、そうなの？それっていつ？」
『確か、明後日かな。』
「そっか。…ごめん、ちょっと出てくる。」
一緒に仕事をすると伝えると、物凄く驚いた様子でいつやるのかと聞いてきた。そして日時を伝えるとすぐに出て行ってしまった。
それがどうしてなのか分からなかった私は、その様子が不思議で仕方なかった。
「あれ、亜嵐くんは？」
『あ、玲於。それがちょっと出てくるって言って言行っちゃったの。亜嵐くん、なんか変なんだよね。』
「やっぱりそう思った？俺も思ってたんだよね、なんか最近変だよな。」
『疲れてるだけって本人は言うんだけど。』
「疲れてるねー…。まあ、本人がそう言うんだからそうなのかもしんないけど。」
やっぱり玲於も気付いてたんだ。
他のみんなにも聞きたいけど、今日のラジオの収録は私と亜嵐くんと玲於の３人だけだから、他のメンバーはいない。
いよいよ収録が始まりそうになった時、亜嵐くんは戻ってきた。
でもやっぱり何処か表情は浮かなくて。
『あー。お腹空いてもう動けない。』
「まじでそれ。くそ腹減ったー…。あ、ねえこの後飯行かね？」
『お、いいねー！亜嵐くんも行ける？』
「え？あ、ごめん。この後用あるからちょっと。…じゃあ俺先行くわ。お疲れ。」
そう言ってまともにこちらも見ず、足早に楽屋を後にした。
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emry(プロフ) - 結架さん» たくさんのコメントありがとうございます。投稿する前に気付けず、申し訳ありません。助かりました！訂正させていただきますので、今後とも宜しくお願い致します！ (2018年3月16日 0時) (
レス) id: ed62ca3d67 (このIDを非表示/違反報告)
結架 - こんばんは(*^^*) 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年3月15日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
結架 - またまた続けてのコメントですみません(･_･;) 最初のコメントとその次のコメントとまた次の コメントの名前が間違っていました。 琉架ではなく正しくは結架でした。 すみません(>_<) (2018年3月15日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
琉架 - また続けてのコメントですみません...。 思いがけない再会のここの台詞 そう言えば、彼女も○○←名前と涼太とのあの一見を目撃したうちの一人だった。 これ正しくは一件ではないんでしょうか？ (2018年3月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
琉架 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 各物語の題名で思いがけない再開これ正しくは 再会ではないんでしょうか？ (2018年3月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emry | 作成日時：2017年3月14日 21時
