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偶然の偶然 ページ5

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「え、玲於ってAちゃんのこと好きなの!?」


「っ、!いやだから、違いますって!!」





撮影の後、たまたま龍友くんと飯に来たら、たまたま岩さんと臣さんに遭遇した。
今日の今日で、いいんだか悪いんだかのタイミングで。





「まじで余計なこと言わなくていいから!」

「はは、だって玲於のあんなぼやき聞いたらさー、言いたくなるやん。」





嫌な予感はしてたけど、案の定龍友くんは臣さんに、俺がAの好きな人を知りたがってるなんて言い始めて。




「いや、普通にそれは好きだと思うわ。俺でも多分臣さんに聞いてた。」

「本当違いますから!!」

「じゃあ俺からAに聞いてやろっか?」

「いや、まじで大丈夫っすから、」

「まじかー、俺玲於にお兄さんとか呼ばれんのかー。」

「ちょ、勘弁してくださいよ…、」





完全に面白がってる。龍友くんなんかずっとにやにやしてるし。
何であんなこと口にしてしまったのか、物凄く後悔したのも束の間で、臣さんの携帯が鳴り響く中で俺の嫌な予感はまた的中するはめになった。




「もしもし?お疲れ。ん、今岩ちゃんと飯。来る?今数原と玲於もいるんだよね。」

「Aちゃんだったりして。」





臣さんが話してる横で、小声でそういう岩さんの顔は、悪戯にも程がある。





「A、これから来るってさ。」

「…まじか、」

「あー、俺はそろそろ帰ろっかな。」

「ちょ、龍友くんまじでやめて。」

「じゃあ、俺もー。」

「いや、岩さんも!」

「俺も帰っかな。」

「いやいや、臣さんいなきゃおかしいでしょ、」





食ってるカレーの味がもう分かんなくなるくらいテンパってる。
Aが来ることにじゃなくて、この人達がAに余計なことを言わないか心配で。
来るまでに口止めしておこうと思った瞬間、聞き覚えのある声が後ろから聞こえてきた。





『お疲れ様です!』

「!、早くね?」

『すぐそこにいたの!岩さん、お久しぶりです!』

「お疲れー。Aちゃん、相変わらず可愛いね。」

「俺の目の前で妹口説かないでくれる?そっち、玲於の隣座れば?」





もともと4人だったから、案内されたのはもちろん4人席で。臣さんの声掛けにAが座れるスペースを空けるように詰めると、Aはお邪魔しますと隣に腰掛けた。
不意に香ったAの匂いが、いつもと違う。いつもより甘い匂いがした。




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設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太 , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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emry(プロフ) - 結架さん» たくさんのコメントありがとうございます。投稿する前に気付けず、申し訳ありません。助かりました!訂正させていただきますので、今後とも宜しくお願い致します! (2018年3月16日 0時) (レス) id: ed62ca3d67 (このIDを非表示/違反報告)
結架 - こんばんは(*^^*) 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年3月15日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
結架 - またまた続けてのコメントですみません(・_・;) 最初のコメントとその次のコメントとまた次の コメントの名前が間違っていました。 琉架ではなく正しくは結架でした。 すみません(>_<) (2018年3月15日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
琉架 - また続けてのコメントですみません...。 思いがけない再会のここの台詞 そう言えば、彼女も○○←名前と涼太とのあの一見を目撃したうちの一人だった。 これ正しくは一件ではないんでしょうか? (2018年3月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
琉架 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 各物語の題名で思いがけない再開これ正しくは 再会ではないんでしょうか? (2018年3月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:emry | 作成日時:2017年3月14日 21時

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