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隣にいさせてほしいの ページ3

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全員揃ったところでスタジオへ移動する。
集合の撮影が終わると、必ずペアでの撮影。
予め組み合わせが決まってる場合もあるけど、その場で適当に決める時もある。
そういう時は決まってボーカル組となるんだけど。





「えー、今日はこちらで組み合わせ決めさせて貰いました!先にメンディーさんと、中務さんお願いしまーす。すみません、後の方はご自身で確認お願いします!」




スタッフの方が紙を貼り、名前を呼ばれてないメンバーは確認に行く。






「お、今日はAとか。」

『え、あ、本当だ。』





貼り出された紙には、《片寄さん×登坂さん》の文字。
ここの部分だけ切り取って持って帰りたいくらい嬉し過ぎる。




「テーマはメンバー愛なので、仲良さそうな感じでお願いします!」





普段はどちらかというと決めポーズ的な格好良いスタイルでの撮影が多いけど、今日は違う。
ただでさえ涼太と2人で緊張する中で、仲良さそうになんてハードルが高過ぎ。





「相変わらずちっちゃいね、A。」

『涼太が大きいんですー。』




背中合わせにお互いを見ると、近くで見下ろされているせいか、いつもよりもずっと身長の差を感じる。
他愛もない会話をしながら、涼太の背中の温もりを感じられる幸せに、自然と頬が緩んでしまう。





「Aシャンプー変えた?」

『え、よくわかったね!JILLの新作使ってみたの。』

「だっていつもより甘い匂いするもん。美味しそう。」

『ちょ、セクハラ!』

「冗談だって、」




カメラマンさんからの指示で、涼太が私に肩を組むと、私の髪を触りながらそう言った。
カメラマンさんの前で、ましてやみんなもいるのになんでそんな事言うのって心の中で突っ込みながら脇腹を突っつくと、擽ったそうに身をよじり、わしゃわしゃと頭を撫でる涼太。





「俺好きかも。」

『…え!?』

「そのシャンプーの匂い。」

『…あ、匂いがね。』

「他に何があるの(笑)」

『何もない、です。』

「あ、でもAの髪も好きだよ。柔らかくてサラサラで、ずっと触ってたい。寧ろ欲しい。」

『やだ、とらないで。』




撮影が終わり戻る途中、また髪を触りながら不意に出た涼太の言葉に思わずどきっとした。
もちろん彼には深い意味なんてないのだけど。
けど、この前切ろうか悩んだ髪を切らずにいて本当に良かった。
このままずっと、隣にいれたらいいのに。




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見てれば分かるよ→←好きだと気付いてしまったから



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設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太 , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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emry(プロフ) - 結架さん» たくさんのコメントありがとうございます。投稿する前に気付けず、申し訳ありません。助かりました!訂正させていただきますので、今後とも宜しくお願い致します! (2018年3月16日 0時) (レス) id: ed62ca3d67 (このIDを非表示/違反報告)
結架 - こんばんは(*^^*) 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年3月15日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
結架 - またまた続けてのコメントですみません(・_・;) 最初のコメントとその次のコメントとまた次の コメントの名前が間違っていました。 琉架ではなく正しくは結架でした。 すみません(>_<) (2018年3月15日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
琉架 - また続けてのコメントですみません...。 思いがけない再会のここの台詞 そう言えば、彼女も○○←名前と涼太とのあの一見を目撃したうちの一人だった。 これ正しくは一件ではないんでしょうか? (2018年3月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
琉架 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 各物語の題名で思いがけない再開これ正しくは 再会ではないんでしょうか? (2018年3月15日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:emry | 作成日時:2017年3月14日 21時

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