GENE GIRL

__ ページ16

亜嵐「A、ちょっといい？」


『どしたの？』


亜嵐「今から真剣な話するね」


スタジオ NAOTO「亜嵐の演技力が試されるね」


『うん』


亜嵐「実は最近思い通りに踊れなくて、


GENERATIONSを辞めようと思ってる」


『･･･は？』


亜嵐「ごめん」


『なにごめんって』


亜嵐「だって」


『なんでそんなひとりで決めちゃうの？あたしってそんなに頼りない？』


亜嵐「そんなことないけど」


『じゃあなんでなんの相談もなく決めちゃうの？そんな大事な話、なんで･･･』


俯くA


亜嵐「ごめんなさい」


『他のメンバーには？』


亜嵐「まだ言ってない」


『亜嵐の覚悟ってそんなものだったの？』


目に涙をいっぱい溜めて尋ねる


亜嵐「それは･･･」


『初めて出会った時も、付き合うことになった時も、みんなで、2人で力を合わせて頑張っていこうって決めたじゃん。亜嵐1人の問題じゃないんだよ？亜嵐はリーダーだし、EXILEやりながら役者もやってたしかに大変だと思う。うまく踊れなくて悔しいのも分かる。でもそんな簡単に辞めちゃっていいの？亜嵐にとってGENERATIONSってその程度のものだった？』


亜嵐「･･･」


ついに涙を流し出す


『GENE辞めたいって思うくらい追い込まれる前に私に相談してほしかった…。頼りないかもしれないけど、可愛げなくてどうしようもないかもしれないけど、これでも亜嵐の彼女なんだよ…』


亜嵐「A･･･」


『･･･気付いてあげられなくてごめんね。毎日一緒にいるのになんにも気付いてあげられなかったのが悔しい。

でも私は亜嵐のいないGENERATIONSなんて考えられないし、亜嵐がいなかったらGENERATIONSじゃないと思う。

これからも8人でグループやっていきたい。

亜嵐がうまく踊れるようになるまで一緒に頑張ろうよ。出来ることならなんでもするから。』


スタジオ 涙


『私が悩んでる時いつも亜嵐はそばで支えてくれる。亜嵐が悩んでる時は私が亜嵐の支えになれるように頑張る。だから、

辞めたいなんて言わないで。』



可哀想なのでそろそろネタばらし

__→←モニタリング

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す