カルマ【GENERATIONS】 (ページ3)

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涼太side

［珈琲かるーま1F］

ここは、学生がちらほら入る大学近くの喫茶店。

俺らで経営する俺らの活動拠点。

裕「私事で “使うな”って言うとるやろ」

裕太くんがアイスピックの柄で俺の頭を突く。

涼「いいじゃないすか、バレないようにやれますから」

玲「涼太くんに落ちない子......。気になるなあ～」

涼「うん。なんだったんだろうなあ。」

玲「そんなことある？イケメン王子だよ？？？」

龍「あり得るやろ。

“同業者”ならな」

涼「あ～同業者、か。思いつかなかったな。」

あるわ。

玲「うん、間違いないね。」

ドアがガチャ！って開いてベルが鳴る。

涼「いらっしゃいませー....亜嵐くんか」

亜「はいみなさーん！ちゅーもーく！」

隼「どこ行ってたの？」

亜「四月ですね！新学期始まりましたねー！」

隼「無視かよ」

裕「花粉症の時期やね」

涼「そこ？」

隼「要件を端•的•に！言ってもらえますかね」

言葉に合わせて机にチョップする。

亜「新歓期ですね！とゆーことで、新しいメンバー連れてきましたー」

玲「え？募集してなくね？」

玲於が雑誌を顔に被せたまま椅子をくるくるさせる。

涼「そーだよ」

亜「自己紹介、どうぞ！」

ドアの向こうをピシッと示す亜嵐くん。

A「はじめまして！白濱Aです！えーと1年です！」

出てきたのは...

涼「あーーーーーーー！！！！」

A「あ」

涼「この前の美少女ー！！！」A「この前のチャラいやつ」

亜「え？なに？？どしたの？」

隼「って女子ぃ！？」

玲「白濱...？」

亜「そう。妹。」

「「妹！！！？？」」

玲「そらこんなお兄ちゃんいたら、そこら辺の男なんて目もくれないわあ～」

亜「えなんの話？」

龍「いや笑えんわ」

亜「も～お兄ちゃんこんな可愛い子野放しにしとくの心配で心配で。
入るサークル決まってないっていうし、ちょうどいいかなって。」

A「もー私だって子供じゃないんだからさー」

裕「....亜嵐くんって。」

隼「シスコン？」