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だいじょうぶやで？ ページ20
涼太side
"かぁくん"こと、数原龍友くん。
"親"からのひどい"虐待"によって
深く傷ついたところを、近くに住む
中務裕太さんに助けられ、一緒に生活
を始めるようになった。
そして、少しの月日が流れたころ……
ある日突然、相談所にかかってきた
"一本の電話"
息子を…『龍友』を返して
電話の相手は、
かぁくんの"母親"
かぁくんが中務さんと初めて相談所に
来たとき、僕は彼の家に行った。
そしてその時
その"母親"は、
"息子はいない"
確かにそう言ったんだ。
なのに今さら…………
けど…
児童相談所で働く者として…………
これを無視することはできない。
意を決して、中務さんにこの事を
告げた。
そして、かぁくんをしばらくの間
相談所で"預かる"ということも…………
翌日
中務さんのお宅を訪ねる。
かぁくんの姿は見当たらず
中務さんからは………
"連れていかないでくれ"
という、なんとも"苦しい"言葉が
投げ掛けられた。
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作者名：叶夢 | 作成日時：2020年6月10日 14時
