いつでも、どんなときも、君を愛している。

episode16 ページ19

月乃side

なんで玲於くんは私を見てくれないの？

やっとこのプロデューサーみっけたのに、なんでみんな私を見ないの？A、こいつなの？

ずっと、好きで追いかけてたのに、なのになんでこいつが選ばれたの。

私の方がよっぽどgenerationsに合ってるのに！！なんでなんでなんで！！

玲「亜嵐くん、警察、よろしく」

亜「ん、わかった」

嫌だ！警察になんて、なんでよ！！

月「やめてよ！！なんで！！」

涼「当たり前だろ！！！」

涼「俺がAと一緒にいたのに、Aんとこ離れたから、誘拐されたんだって、わかってる、だけど、なんでAがこんな怪我しなきゃいけねぇんだよ！！ふざけんなよ！！！」

月「こうでもしなきゃ！！あなた達は私の方を見てくれなかった！！」

龍「こっちの方がよっぽども見る気しねぇよ。お前、いい加減にしろよ。Aの怪我料、でけぇぞ」


涼太side

警察はすぐに来てくれた。

事情を全て話して月乃ってやつは逮捕。

ざまぁって感じだね。

だけど問題はA。

出血量が酷いみたい。すぐに総合病院に向かった。

素手で殴ったりしたようだけどたまに切り傷があったからたぶんナイフかなんかだろう。

許せない。絶対。許さない。


ー後日ー

病院の先生からお話があるからと言って俺たちはみんなで集まった。

先「一命とりとめました。ですがすぐにはいつものように動くことはできません。暫くの間は入院という形になってしまいます。」

亜「ありがとうございます。それでお願いします。早く、早くAを元気な姿に戻してください。」

亜嵐くんは涙を目に浮かべながら一生懸命に語った。

すると病院の先生は

先「必ず、元気な姿に戻してみなさんの元へ帰らせますよ」

と微笑んでくれた。

みんなにやっと笑顔が戻った。

そして、病院の先生は意外な事を言った。

先「片寄、涼太くんですね？」

涼「あ、はい！」

先「Aさんがずっと、涼太、涼太は？ってずっと唸ってたんですよ。よかったらみんなで、お見舞いに行ってあげて下さい。」

まって。嬉しすぎて泣きそう。ほんとに、Aの事、俺、好きだな……

亜「みんなで、Aんとこ、行ってあげよ？」

他「行く！」

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