空を見上げて。 (ページ11)

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玲於「ざけんな。」

ヒロト「あぁ？」

玲於「てめぇが汚していいような女じゃねぇんだよ！Aは他の女とはちげぇんだよ！」

ヒロト「は？てめぇ何も知らないくせに勝手なこと言ってんじゃねぇぞ？」

玲於「お前だろ何もしらねぇのは！」

Aの目はすごく綺麗で吸い込まれそうになる。

Aの鼻唄は音痴で。でも声がすごく可愛くてやめろとは言えない。

Aは、じじいでも、クラスで嫌われてる奴でも、誰と話すときも必ず目を見て話す。

Aは誰にでも優しい。けれどその優しさにお返しを求めたりしないんだ。

Aは、誰かを変える力がある。
本当に、花みたいな。そんな子なんだ。
儚くて、消えちゃいそうな輝きを持ってて。
でもAを見てると幸せになる。
平和な人間になれるんだよ。

今すぐにでも

俺のものにしたい。

でも、Aが本当に

幸せじゃなきゃ意味ない。

Aは、ヒロトのことが大好きだ。

あいつから大好きなやつを、

俺が奪ったらダメなんだよ。

もうわかんねぇよ。