【Ryuto.K】 ページ3
Aside
声援やブラスバンドの演奏が鳴り響く甲子園球場
今年の甲子園、決勝まで上り詰めたうちのチーム
9回裏、3点差で迎えたツーアウトランナー満塁
打順が4番の龍友先輩に回ってきたところで
甲子園球場のボルテージは最高潮へと達する
プロも注目する龍友先輩が束ねるこのチームは
春夏連覇をかけて挑む強豪校
そんな中、ベンチの隣に座る龍友先輩が丁寧な口調で私に言う
龍「なあA、もし俺がこの打席でホームラン
打ったら、俺と付き合って下さい…」
「えっ…」
何も言えずにいた私を見つめる龍友先輩の目は私を捉えて離さなかった
龍「俺、本気やから」
それはあまりにも真っ直ぐな瞳で嫌でも本気だと
思い知らされる
「えっと…」
龍「しっかり見とき、返事はその後や」
そう言って龍友先輩は優しく微笑みかけてバットを握りしめバッターボックスへと向かって行った
エースで4番、キャプテンも務める龍友先輩はチームの頼れる存在
部員はもちろんマネージャーである私にもいつも
気を配ってくれる
私はこの部で唯一のマネージャーであるためいつも自分を追い込んで無理をしてしまう
厳しい暑さに耐えられず倒れてしまったり仕事に
追われ自分のことを全て後回しににしてしまったりとみんなを支えるどころか迷惑をかけてばかり
でもチームのみんなはそんな私を受け入れてくれる
龍友先輩は特に
さりげなく仕事を手伝ってくれたり体調を気遣ってくれたりと凄く頼れる先輩
そんな憧れの龍友先輩に告白をされるなんて…
考えてもいなかった状況に頭がついていかない
そんな私の隣に何も言わずに座ってきた裕太先輩
「裕太先輩…」
私と目を合わせた裕太先輩は頭をガシガシと掻いて
裕「はぁー、俺やって好きやったし…///」
「へっ…？」
嘘…
裕「せやけど、Aが好きなのは龍友や」
優しく、でもどこか悲しそうに微笑む裕太先輩は
私の頭を優しく撫でる
「先輩…」
裕「好きやったよ、A」
そう言ってクシャッと笑って見せた裕太先輩の
目には涙が浮かんでいた
裕「ほら、龍友のかっこいい姿目に焼き付けとき」
ポンと背中を押され顔を上げると��カキン��と
球場に鳴り響いた金属音
打たれたボールは空高く宙を舞いスタンドへと
放たれた
それと同時にワッと湧き起こる歓声
ベースを駆け抜ける龍友先輩のガッツポーズは
間違いなく私に向けられていた
眩しいほど輝く笑顔を浮かべる龍友先輩
そんな貴方が
��___ 好きです___��
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jun-jun - らんさん» 返信大幅に遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。リクエスト承諾させていただきます！今度とも暖かい目で見守っていただければ幸いです。 (2018年7月15日 22時) (
レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
らん - ハードなピンク系ももっとふやしてほしいです！ (2018年4月21日 1時) (レス) id: 08fa841e4e (このIDを非表示/違反報告)
らん - 毎回感動したりニヤニヤさせていただいたりストーリ大好きです！！裕太くんとか龍友くんの今回のような意地悪してからや全力の塩対応からの包容力系みたいです！喧嘩とかもみたいです！ (2018年4月21日 1時) (レス) id: 08fa841e4e (このIDを非表示/違反報告)
jun-jun(プロフ) - さあやさん» 了解です！リクエストありがとうございます！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
jun-jun(プロフ) - きらさん» 了解しました！リクエストありがとうございます！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jun-jun | 作成日時：2018年1月15日 21時
