しつこいヤツ。【佐野玲於】 (ページ9)

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You side ページ9

楽屋の中でとあることが起こった。

私は今日も楽屋の入りは1番。

それは変わらなかった。

女だとメイクとか髪のセットが男の人より倍かかるから、メンバーが来てないうちにいつもしてるんだけど、

メイクが終わってまた楽屋に戻ったんだけど、、

いつもメイク終わってもメンバーいないはずなのに、、

いる。

ｶﾞﾁｬ

そこに居たのは、まさかの、、、

『玲於くん！！！！！！！！』

あの愛しの愛しの玲於くん！！！

いつもは早起きだけど支度が遅くて楽屋入りが遅くなる玲於くん！！！！！！！

玲｢うるせぇよ、朝から、｣

『なんでそんなの早いの？！？！？！』

玲｢おまえさ、隼と付き合ってんの？｣

え？？？？？？？？？？

は？？？？？？？？？？

楽屋に戻ってきて早々衝撃的な事を、、

いや、私が玲於くんの事好きって玲於くんしってるよね？

『いや、何言ってんの、、笑』

玲｢昨日2人でご飯行くところ見たんだけど、｣

『あぁまぁ、メンバーなんだからいくでしょ、、、』

あれ、なんか玲於くん怒ってる、？

ごめんね、いつもはなんで不機嫌か予想して必ずあってるんだけど、予想も出来ないくらいに想定外の不機嫌だったから、なんで怒ってるかさっぱり分からない。

玲｢あのさ、だったら俺に好き好き言わないでくれる？正直うるせぇし、｣

え、今振られたの、、告ってもないのに？、、

そんなんだったら普通に告れば良かった。

私の目から涙が収まりきれなくて行き場のなくなった涙が目から出る。

玲｢なんで泣いてんだよ、こっちだって泣きたいわ、別に大して俺の事好きじゃねぇやつに好き好き言われて遊ばれてる俺の方が泣きてぇよ。｣

遊びじゃないのに。

玲於くんはそんなこといつも思ってたんだね。

もういいよ。

諦める。

諦めれるかは分からないけど。

恋って突然なんだね、何もかも、

お泊まりしたと思ったら、これか。

2人っきりの楽屋はいつもなら嬉しくてたまらないけど今は苦痛でしょうがなくて、楽屋を飛び出た。

隼｢うぉっ、A？！｣

すれ違って隼くんとあったけど今は誰とも喋りたくない。