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隼side

あーもう嫉妬とかマジでカッコ悪りぃ…

Aちゃんがせっかく話しかけてくれてるのに
無視同然の態度とっちゃうし…

こんなんじゃ前と何も変わってないじゃんかよ…







ー1ヶ月前ー

最近何をやってもうまくいかない

ダンスも思うようにいかない

こういうのスランプっていうのかな

そのことでただでさえブルーなのに携帯壊しちゃう
とか…

あー、マジ最悪…

全然機能しないけど、直せるかなぁ…

とりあえず僕は家の近くのショッピングモールに
内接してある携帯ショップへと足を運ぶ

ウィーン…

??「いらっしゃいませ」

「… 」

??「え、えっと…どうかなさいましたか?」

「あぁ…携帯壊しちゃって…」

??「そうですか、えと、じゃあこちらへどうぞ」

沈んでる僕に困惑しつつも案内してくれた彼女は
透明感があって黒く透き通っていた目をしていた

まるで吸い込まれるような錯覚に陥ってそれが
一目惚れだって気付くのに時間はかからなかった

カウンターに着いて座るよう促された

彼女の向かいに座るとあらためて整った顔立ち
してるんだなぁーって思う

??「あ、そういえば名前…高橋Aです」

Aちゃんかぁ…

名前も可愛いんだね、なんでいつもの僕なら余裕で
言い放ってたと思う

今は本当に沈んでるからそんなおちゃらけたこと
言えない

A「えっと…とりあえず携帯見して頂いても
よろしいですか?」

「あぁ、はい…」

僕がボロボロになった携帯を差し出すと
Aちゃんは大きな目をさらに見開く

まぁ、そりゃそうか

こんないい大人が壊したってそういう意味だと
思ってなかっただろうし

「なんか、すみません…」

A「い、いえっ、こちらそこすみません」

「修理って…やっぱり難しいっすかね?」

するとAちゃんは申し訳なさそうに頷いた

やっぱりなぁ…

どーしよ、つい最近ずっと憧れてたダンサーさんと
連絡先交換出来たのに…

あー、ほんとツイてない…

僕が分かりやすく落ち込むとAちゃんは慌てて
奥の部屋へと消えて行ったと思ったら…

A「あっ、あの!良ければこれっ…!」

Aちゃんはジュースやお菓子やらを沢山手に
持ってきた

え、餌付けですか?

まるでいじけてる子供をあやすみたいに
「チョコもありますよ?」なんて僕の前に沢山の
お菓子を並べる

今思えば君のそんな不器用な優しさが僕にとっては
安らぎになっていたんだと気付かされる

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jun- jun - miyuさん» ほ、本当ですかっ…(O_O)嬉しすぎます泣 ありがとうございます!これからも頑張るのでよろしくお願いします(*^^*) (2018年2月28日 17時) (レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
miyu - このお話大好きです! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 57c075595b (このIDを非表示/違反報告)
jun- jun - ほるもんさん» 更新頑張るのでこれからもよろしくお願いします! (2017年12月20日 7時) (レス) id: c40a64280f (このIDを非表示/違反報告)
ほるもん - 続きめっちゃ気になります!楽しみにしてます!頑張ってください!!! (2017年12月19日 14時) (レス) id: 109147e395 (このIDを非表示/違反報告)
jun- jun - まゆさん» 涼太くんはこの物語のキーマンです!笑これからもよろしくお願います!いつもありがとうございます! (2017年12月18日 23時) (レス) id: c40a64280f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:jun-jun | 作成日時:2017年12月15日 14時

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