.21 ページ21
龍友side
隼「Aちゃんの言う��りょうた��は僕らの知る
��片寄涼太��なの？」
少し強張った表情の隼からの質問に
黙り込んでしまったAちゃん
いや、急すぎるやろ
ほんでむっちゃ気まずい空気
これはアカン…
龍友「…えと、Aちゃん関西出身やったっけ？」
A「え、あぁ、はい」
龍友「僕もなんよ！ほんで隼も三重やから」
A「そうなんですか、奇遇ですね」
そう言ってニコッと笑ったAちゃん
ちょっとは空気和んだか？
「感謝しろよ」なんて念を送りつつ隼を見ればまだ俯いている
まあ、隼の気持ちも分からなくはない
好きな人が自分の知り合いと接点があったことを
知って聞き出しても何も答えないなんて
そら不安になると思う
やけどそれを察して受け止めるのが男の役目
…って言うても隼もまだ若いしな、笑
ここは歳上の俺がサポートしてやるしかないか
龍友「今日は新しい携帯を選びに来て、」
A「あ、でしたらこちらの冊子に…」
そう言って引き出しから取り出した冊子を僕と隼に広げて見せてくれるAちゃん
説明が的確でとても分かりやすい
隼が言うてた通りめちゃくちゃ仕事出来る人なんや
感心してる僕を他所に隼はまだ落ち込んでる
A「えと…すみません、いきなり過ぎましたね」
申し訳なさそうに言ったAちゃんは広げてた冊子を閉じる
隼「あ、や…そんなんじゃ…」
A「あ、お疲れですよね、少々お待ち下さい」
隼「あ、ちょっ」
パタン
隼の声も聞かず窓口の奥にある関係者室に飛び込んで行ってしまったAちゃん
流石に隼が暗過ぎたか…
「なあ、隼」
隼「…はい」
「キツイのも分かるけど一番辛いのはAちゃん
なんよ？態度出過ぎやて」
隼「…ごめんなさい」
「俺には言わんでええからAちゃんが戻ってきたら謝り？」
隼「…そうします」
ガチャ
A「お待たせしてすみません！」
バタバタと駆け寄ってきたAちゃんの手には沢山のお菓子が
「え、」
A「あ、これ！ご遠慮なくお召し上がり下さい」
そう言って手に抱えていたお菓子を「どれがいいですかね？」なんて一つ一つ僕と隼に見せてくる
あまりの驚きに開いた口が塞がらない
そんな僕の横でお菓子を必死に説明してるAちゃんの姿を見てはさっきとは別人のような柔らかい表情でAちゃんを見つめる隼
それを見て改めて
隼は本気なんだって気付かされた
亀更新すみません((土下座
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 528人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
jun- jun - miyuさん» ほ、本当ですかっ…(O_O)嬉しすぎます泣 ありがとうございます！これからも頑張るのでよろしくお願いします(*^^*) (2018年2月28日 17時) (
レス) id: 5e2f2ff06f (このIDを非表示/違反報告)
miyu - このお話大好きです！ (2018年2月25日 23時) (レス) id: 57c075595b (このIDを非表示/違反報告)
jun- jun - ほるもんさん» 更新頑張るのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年12月20日 7時) (レス) id: c40a64280f (このIDを非表示/違反報告)
ほるもん - 続きめっちゃ気になります！楽しみにしてます！頑張ってください！！！ (2017年12月19日 14時) (レス) id: 109147e395 (このIDを非表示/違反報告)
jun- jun - まゆさん» 涼太くんはこの物語のキーマンです！笑これからもよろしくお願います！いつもありがとうございます！ (2017年12月18日 23時) (レス) id: c40a64280f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：jun-jun | 作成日時：2017年12月15日 14時
