Story97-堕ちる ページ18
―狩屋side―
ガラッ
あ｢先生、居ないみたいだね｣
彼女に連れられやって来たのは保健室
…まぁ、大体予想はしてたけど
俺は近くの椅子に腰掛け辺りをキョロキョロと見渡している彼女を見ていた
そして消毒液を片手に俺の向かいに座り
あ｢はい、肘見せて…?｣
狩｢……｣
俺は渋々擦りむいた箇所を彼女に向けた
消毒とか、昔から嫌いなんだよな
…ほら、何かピリッとくるし
あ｢これで大丈夫｣
狩｢あ、ありがとう｣
暫く痛みに耐えていると手当ては終わってて
にこりと微笑む彼女に俺もつられて笑みを溢した
その時の笑った顔が可愛かったっていうのは、内緒だ
そして彼女が消毒液を元の場所に戻していると
あ｢…ありがとうは、こっちのセリフだよ｣
狩｢え…?｣
あ｢だって狩屋君、私を助けてくれたんでしょ…?｣
狩｢あー……｣
あれは助けたっていうか…結局一緒に転んじゃったんだけど
助けようって気持ちは確かにあった、うん
あ｢だから、ありがとうだよ｣
狩｢………｣
何だろう
こんなに人に感謝される事ってなかったから
ちょっと新鮮、だ
あ｢じゃあ、そろそろ戻ろ……｣
狩｢あのさ｣
扉に手を掛け保健室を出ようとする彼女を引き止め
狩｢剣城君と、何かあったの?｣
不意に、そんな質問をした
突然の事に彼女は驚きつつも
あ｢ん…ちょっと、ね｣
そう言って笑ってみせた
ちょっとねって…全然笑えてないじゃん
あぁ
俺だったら
こんな風に悲しませる事
……絶対しないのに
あ｢狩屋君……?｣
心配そうに俺の顔を覗き込む彼女の腕を掴み
そのままその華奢な体を
近くのベッドに押し倒した
ドサッ、と沈む音がまっさらな保健室に響いた
.
狩｢俺がその寂しさを
埋めてあげようか………?｣
彼女の耳元に口を寄せて
いつもより低い声でそう囁いた
ラッキーアイテム
革ベルト
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桜田早苗(プロフ) - 私入る隙ないのですが…ｗｗ皆様本当にありがとうございます!!///続編でも宜しくお願いします＼(^o^)／ (2012年8月9日 19時) (携帯から) (
レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺いちご(プロフ) - 桜田早苗さん» 楽しみにしてます(´∀｀*) (2012年8月9日 19時) (レス) id: 173e4399d4 (このIDを非表示/違反報告)
桜田早苗(プロフ) - 剣城もろんさん» ありがとうございます///嬉しい限りです本当(＾ω＾)もっともっと良い話を書けるように頑張りますｗｗ友希もちろんOKです!! (2012年8月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
桜田早苗(プロフ) - 豪炎寺いちごさん» マサキこれからもっと活躍?してくれると思います!(笑) (2012年8月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
剣城かおり(プロフ) - 剣城もろんさん» 剣城もろんさん、林音さん＞うちも同意です！！読むたびにキュン死にしそうです/// (2012年8月7日 18時) (レス) id: 6432583625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田早苗 | 作成日時：2012年7月6日 17時
