私達に恋なんて早すぎる。

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午後の授業が終わり、いつも通りに壮亮と帰ろうとしたら、後ろから声がした。



長崎「そうちゃーん、一緒に帰ろ〜っ」



『げっ………』



でた、長崎望未。



壮亮の幼なじみ。



壮亮「あ、のんちゃん！ちょっと待ってて、A呼んでくるから」



嫌だなぁ、だってあの子は壮亮が好きでなんか私をライバル視してくるし…



壮亮「A〜!今日はのんちゃんも一緒に帰るって〜」



『二人で帰れば良いんじゃない?』



長崎「やだぁ、もしかしてぇ、私にヤキモチ妬いてるのぉ〜?w」



『私は彼氏と帰るからっ！』



壮亮「Aって彼氏いるの!?いつから!?」



しまった、私つい…大嘘をついてしまったぁぁぁ…!!!!



その場にいるのがいたたまれなくなって、走って逃げた。



『あぁ、終わった…私の青春…』



よりによって、あんな嘘を。



最悪だ…



『もう何でもいいから彼氏欲しいよぉぉぉ…(泣)』



「君、大丈夫?泣いてるの…?」



男の人の声が聞こえて、顔を上げると



鈴木「あーっ、Aセンパイっ!」



『誠也〜!?誠也だぁぁぁ(泣)』



誠也は私の後輩で隣に住んでたんだけど、最近は引っ越しちゃって会えなかったから、顔を見るのは久しぶり。



鈴木「どうしたんすか?あ、分かった!クリスマスなのに彼氏が居なくて泣いてる!?」


理由は違うけど、彼氏居ないので泣きそうなのは本当だから、何も言えない。



『うるさぁぁい!!!バカ誠也っ!』



鈴木「え、当たりっすか!?センパイ、彼氏居ないんだ」



『だまれぇぇぇ』



鈴木「じゃあ、明日遊びましょうよ！合コンっすよ、ね!?」



『もうこの際、なんだってしてやるっ!』



鈴木「じゃあ、LINEしとくんで〜!」



『待って、一緒帰ろうよ〜!!!』



鈴木「俺、部活っすけど、、待っててくれます…?」



『うん、長すぎるのは嫌だ。』



鈴木「センパイ、ワガママっすよw」



『待つから、帰ろう…?』

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