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忠義side
家族を失って初めて、友達っぽい人が出来た
名前は五十嵐 潤君
凄くイケメンで優しい人
こんな俺に話しかけてくれた
部活見学、ぼーっと見てただけだったけど、
最後のバンド部はめっちゃ惹かれた
俺もあんな楽しそうに仲間と楽器弾いてみたいなって思ってしまった
無理なのに
でも、、やってみたいな
久しぶりに何かをしてみたいって思った
どうやって許可貰おう…
何て言えばやらせて貰えるかな…
家への帰り道で考える
電車代なんて貰えないから勿論徒歩で帰る
大体1時間ちょっとかかるかな
家に帰って自分の部屋に行く
部屋って言っても2階の1番奥にあるおばさん達の物置の部屋
ベッドもないし、布団もない
おばさん達の物で溢れかえってて
寝る時はスペースを作って丸まって横になる感じ
床が硬いのも
冬だと寒過ぎるのももう慣れた
1人だけの部屋があって2人と同じ空間にいないだけで
大分変わるし
晴彦おじさんが帰ってくる前に伝えた方が良いよね…
殴られるのはおじさんからだけ
おばさんは俺を邪魔だと思ってるらしいけど
手は出してこないし、、
怖いのには変わりないんだけどね、、
1階のリビングでテレビを見てるおばさんに聞いてみる
「あの、、」
海「…何？」
「部活、に入りたいんですけど…」
海「は？何言ってんの？そんなの無理に決まってるでしょ」
「あ、そう、ですよね…すいません…」
海「視界に入ってこないで、早くどっかいって」
「、、っすいません…」
やっぱり無理だったか…
最初から、分かってたじゃん…
何期待してんだろ…
潤君っていう話しかけてくれる人が居たからって
期待しすぎだな俺、、
それからいつもみたいに
自分の服を洗って(洗濯機は使わせて貰えないから手洗いしてる)
外に干して(部屋はベランダがあってそこに干してる。そこだけがこの部屋の良いところ)
お風呂に入って、お風呂掃除をする
今日はご飯あるかな…
もう、何年もお腹いっぱいになった事ないからか
同級生より背は高い方なのに
体重はめっちゃ軽い
身体の痣は増えてく一方だし
自分の事がより嫌いになる
ガチャ
あ、おじさん帰ってきた
足音がどんどん近づいて来る
おじさんに会いたくない気持ちが強いのか
部屋が静かすぎるのか
玄関から1番離れた部屋なのに、
おじさんの足音だけは鮮明に聞こえてる気がする
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りぃちゃむ - この小説のファンです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月6日 1時) (
レス) id: a0ff6742a7 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます！体調にはお気をつけて下さい！ (2020年3月23日 21時) (レス) id: e214be8c74 (このIDを非表示/違反報告)
まな - この小説が大好きです。更新楽しみに待っています！ (2020年2月16日 13時) (レス) id: ee0c7cbf43 (このIDを非表示/違反報告)
Gemini(プロフ) - 葉菜さん» コメントありがとうございます！！ (2020年1月27日 16時) (レス) id: 87a587b4f8 (このIDを非表示/違反報告)
葉菜(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます！！ (2020年1月27日 8時) (レス) id: d212940233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Gemini | 作成日時：2020年1月16日 18時
