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忠義side
朝の4時頃に目が覚めて、怠い身体を何とか起こした
おでこに違和感を感じて触ってみると冷えピタが貼られていた
ベッドに伏せるようにして信ちゃんが眠っていたから信ちゃんがやってくれたのかもしれない
久しぶりに誰かの優しさを感じた
身体が熱い気がするけど、こんなの頻繁におきるし今までも放ったらかしにしてたから大丈夫だと思う
それよりも信ちゃん、この体勢しんどくないかな、
でも、起こすのも申し訳ないし、、
本当はブランケットとか掛けてあげたかったけど、場所が分かんないし、結局何も出来なかった
とりあえず補聴器をつけて、着替える為に外に出て自分の洗濯物を取ってそれに着替える
いつも自分で洗ってる時よりフワフワしてて、柔軟剤の香りがして懐かしい感じがした
あの時、旅行なんて行かなければ
自分だってこういう生活が送れていたかもしれない、
あるはずない未来には、もう期待しないって決めた
だから
未来の事を考えるのはやめよう
時計を見るともう4時半
早く準備しないと学校に遅刻してしまう
昨日はお金貸して貰ったけど
流石に2日もお金を借りるのは申し訳ないし
お礼にはならないと思うけど洗濯物を畳むことにした
自分にはこれくらいしか出来ないから
5時、机の上にお礼の手紙を置いて家を出る
2駅しか変わらないのに初めて来た場所をゆっくりと歩く
熱があるはずなのに凄く寒い
暖かい飲み物が飲みたい
そう思った時、少し先にコンビニが見えた
飲みたいけど、
章ちゃんにお金返さないといけないから
我慢する事にした
コンビニが近くなってきて通り過ぎようとした時
「兄ちゃん、どうするの？」
「うーん、、」
「だから財布に入れてって言ったのに！」
「ごめんって」
コンビニの前で多分小学生くらいの兄弟が困ってる様子で話してた
こんなに朝早くどうしたんだろ
気になってしまって声を掛ける
話だけなら聞いてあげられるし、何か助けられる事があるかもしれない
「どうしたの？」
『今日、お母さんの誕生日でケーキ買いに来たんだけど、持ってたお金落としちゃって、、足りなくて…』
「そうなんだ、、いくら足りないの？？」
『250円』
あ、丁度持ってる…
「そっか、、これ、良かったら使って」
『良いの、？ありがとう！』
「良い誕生日になると良いね」
『うん！』
素敵な家族だな、、
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りぃちゃむ - この小説のファンです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月6日 1時) (
レス) id: a0ff6742a7 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます！体調にはお気をつけて下さい！ (2020年3月23日 21時) (レス) id: e214be8c74 (このIDを非表示/違反報告)
まな - この小説が大好きです。更新楽しみに待っています！ (2020年2月16日 13時) (レス) id: ee0c7cbf43 (このIDを非表示/違反報告)
Gemini(プロフ) - 葉菜さん» コメントありがとうございます！！ (2020年1月27日 16時) (レス) id: 87a587b4f8 (このIDを非表示/違反報告)
葉菜(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます！！ (2020年1月27日 8時) (レス) id: d212940233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Gemini | 作成日時：2020年1月16日 18時
