ハートのエースとジャック4 (ページ11)

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繋がれた呪いページ11

ジャック「はぁっ…ジョーカーとしての運命選んじゃったかぁ…あーあ……へへっまぁいいや…」

クラブ「ジョーカー！！」

A 「はぁっ…はぁ…おねがい…クラブ…
ジャックのところに連れて行って……」

クラブ「どうしてそんなこと言うの？！
俺はここにいる…ここから出たくない…」

A 「あはは…まんまと呪いにやられちゃった…
他の人と一緒にいようとするといつもこの指輪がぎゅっと締め付けてくるの…
ダメって言うみたいに…あぅっ！！！
おえっっ！！！げっほっげっほ！！」

クラブ「ゆっくり息して……！
この呪いはジャックハートがかけたの？」

A 「きっとね…
私はジャックのこと大好きなのに……
何故かクラブを見るとクラブが可哀想で……」

クラブ「ジョーカー…」

A 「きっとジャックも苦しんでるはず…
お願い、連れて行って…ジャックの元に…」

クラブ「わ、分かったよ」

クラブは私をおぶってお城へ向かった

ジャック「はぁ…はぁ…」

クラブ「っ！！」

ジャック「なんだよ、クソガキ…遅いじゃん」

A 「ジャック…」

ジャック「なぁに…」

A 「うぅっ…どうしてこんなことしたの…」

ジャック「それが君にとってのハッピーエンドだから…」

A 「ジャック…」

クラブ「早く解放してやってくれ！
もうお前の知るエースはいないんだよ！！」

ジャック「ぼくはエースでもジョーカーでもどうでもいいんだよ！！！
ぼくはぼくを愛してくれるAって女の子に恋をしたんだっ！！！
お前みたいにそんな所にこだわったことなんか1度もないんだよ！！」

A 「ごめんなさい…私が…全部悪い…
あの時…あなたの前であんなことして…はぁっ…
ごめんなさい…」

クラブ「っ！！」

ジャック「大丈夫だよ…ぼくは君が首を切った時びっくりしたけど…ね…ぐはぁっ！！！」

A 「おねがいゆるして……
やだ……わたしはずっとジャックハート様のおそばに居るってちかったもん……」

クラブ「もうやめようよ！！
早くこの呪いとけよ！！」

ジャック「解けないよ…死ぬまでね……」

A 「ジャック…」

私は必死に手を伸ばした

誰かの記憶なのか鎌を首にかけた時のことを思い出した

ジャック「こっちに来てくれるの…？」

A 「はぁっ…いいにおいする……」

ジャック「最後にこんな風に抱きしめられてよかった」

クラブ「や、やめてくれ…！！俺のAを返せ！！」