お仕事の続き ページ2
アッペルスヘンの材料を取りに行くためにジャックとはしばしの間お別れをして赤いキノコを探しに行く
A 「おっ、あれかな?」
生えてる場所やキノコの香りを確認する
A 「この匂い…間違いない!!
赤いキノコさん!」
甘くてすこし酸っぱい匂いがするこの不思議なキノコ
ワンダーランドでは有名なキノコ
A 「あとは庭からバラを取ってくるだけ!」
バラをプチッと取って仕事場に戻る
簡単そうなアッペルスヘンを先に作ることにした
キノコを煮てその煮汁をこして計量カップに入れる
ケーキを作る材料と赤いきのこの煮汁を混ぜると煮汁がまるで牛乳と一体化するように無くなる
A 「わぁ…不思議…普通だったらこんなことにはならないのにっ…」
とりあえず生地は出来上がった
バラの花びらは生地の中にいい感じに埋め込んで鮮やかさを表現する
あとはオーブンで焼くだけ!!
A 「さてと…」
ピッシュサルヴァーを作るにあたって大変なのは星くずを入れるタイミング
光に当たってしまうと性能が失われてしまい体が縮む効果がなくなるという
失敗したものを飲むとただの蜘蛛の巣と森の水を混ぜた不味い水になるらしい
A 「とりあえず部屋を暗くしなきゃ」
部屋中のカーテンを閉めて電気も消し、ロウソクに火をつけてぼやんとした場所で作ることにした
A 「きっとアッペルスヘンはお城の近くで作れるように…ピッシュサルヴァーは誰もが恐る森でなきゃ作れないようになっているんだ…」
そう考えると結構貴重なんだなと思う
森の水、蜘蛛の巣を小瓶に入れ小瓶をアルコールランプの火の上から熱する
ちいさな泡が出てきたら部屋の明かりを全て消して星くずを入れる
A 「部屋の明かりは消えた…よし、星くずさん、カモンっ」
ハンカチを広げると白く光り輝く星くず達が夜と勘違いしているのかものすごい光を放っていた
A 「眩しっ!!!」
1つ手でつかみ星くずの光を手でおおって小瓶の中にそっと入れる
キラキラと輝き、入浴剤がぼろぼろ溶けるように水の中へ溶けてゆく
A 「綺麗…」
同じものを星くずと蜘蛛の巣が無くなるまで作り続けたら、3つ全部成功した
そこにジャックが部屋に入ってきた
ジャック 「A〜♡」
A 「ジャックっ!!女王様のそばにいなくていいのー?」
ジャック 「んへへ、トイレって嘘ついた♡」
A 「まったくー!」
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作者名:mくん | 作成日時:2018年11月10日 7時