最年長ボーカリスト《男主》

▽2016年SS ページ3

YOU side


今日は俺の地元、北海道でのLIVE。

まぁ、実家からは結構遠いけど…。

11月の初めなのに結構寒くて、雪も降って。

皆寒い寒い言ってる笑

亜嵐なんて裸で外でてるし笑

北海道の人は絶対やらないよね。


…そんな中、1人だけすごい落ち込んでる奴がいて、


涼太。


風邪を引いたらしくて、声が出にくいそう。

まぁ、東京との気温差が凄いから仕方ないと言ったら仕方ないけど、今日はLIVE。

涼太は楽しみにしてくれているファンの方に申し訳ないって何回も言っている。


涼「…A君、ほんとごめんなさい。」


『…なんで？』


涼「だって、ずっと楽しみにしてたA君の地元でのLIVEなのに、僕のせいで…」


『…そんなこと？』


涼「そんなことって…！」


『確かに、3人で思いっきり歌えないのは悲しいよ？でも、涼太がうじうじしてたら俺たちも、ファンの皆も楽しめないよ。』


涼「でも、申し訳なくて…」


『…俺の地元舐めてる？』


涼「え、」


『道産子の暖かさ舐めんなよ。風邪ひいたくらいで怒りもしないし、責めたりもしない。心配はするかもしれないけど、ちゃんとステージに立って皆の前で歌うんだから。自信持て。な？龍友？』


龍「そーやで。A君の地元舐めたらアカンで。A君ファンにギッタギタにされんで笑」


『俺のファンにそんな乱暴な人はいませーん笑』


涼「…ありがとうございます！」


『なんもなんも！ちゃんとフォローするから！俺が間違えた時もフォローよろしく！笑』


龍「間違える気満々ですね笑」


『間違えないように頑張るわ笑』



そんなジョークも交えつつ、本番が近づいてくる。



玲「あれ？涼太君さっきより柔らかくなった？」


亜「え、玲於聞いてなかったの？A君のかっこいい演説笑」


『演説ってなにさ笑』


メ「めっちゃ心に染みたよ！」


『メンディーの心に染みてもなぁー…笑』


メ「どーゆーことさ！！笑」


皆「「「「「「あははははは笑」」」」」」









8人の暖かいピエロ達が動き出す。









✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

始まりました！SSから書いてみました。

これからじゃんじゃん進めていきます！

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