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8話 ページ10




「ごゆっくりどうぞ!」






『初めまして、桔梗花魁と申しんす
お主のお名前は?』


「宇髄だ」




やっぱり…音柱の宇髄さんでしたか…




勿論合同任務も何も一緒になった事が無いので
あまり声を聞いたことがないだろうし
バレる心配は無いのかな…



『ご指名でありんしょうかぇ?
今夜は、楽しみんしょうね宇髄様』


「嗚呼…こんなに派手で美しい花魁と
一夜を過ごせるなんて幸せモンだな…」



『宇髄様は女性の扱いに慣れてありんすようで…』


「嫁が三人いるからな〜!」


…法律的に結婚出来ないはずだけど…
法律上結婚していなくてもこれは許されるのかしら?




『あら、お嫁さんが三人も居るのに
良かったんでありんすか?』


「っ嗚呼、今からするコトはしてねぇからなぁ…」


『そうでありんしたか…
では、あちきがその分してあげんすね』


「おっと…ココは俺からさせてくれや?」


『っ…随分と積極的でありんすね』


「最高級の割に初々しくていいなぁ…
派手にハマりそうだ!」





そういう彼の顔は楽しそうで
見た事もない顔をしていた。

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作者名:月紅 | 作成日時:2022年3月3日 20時

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