38話 ページ40
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「桔梗花魁…ちょっといいかい?」
宇髄さん…とお偉いさんのお客様と過ごした後
女将さんに呼ばれた。
私が呼ばれる時は絶対“ナニカが合った時”
『どうしたんでありんす?』
「口調も戻して貰って構わないよ
話があるんだ」
『は…はい…?』
「最近まきをの様子が変なんだ」
『様子…ですか』
「何か浮かない顔をしていてねぇ…
最近足抜けが多いだろ?
昨日はときと屋さんんで…
人気も出てきてるし
アンタもまきをのこと見ておくれ
アタシは禿の世話をするから」
『夫婦間で何か会ったのでしょうか…
確かに最近部屋からあまり出ていないような…』
「そうなんだよ…
終われば終わりましたと報告してくれるけどねぇ…」
『禿達にも頼みましょうか?』
「いやうちの禿達は素直すぎる子が多い…
止めて悪かったねェ…
じゃあまた明日」
ー
女将さんの言うように最近遊郭では足抜けが多く
また、切見世に行く花魁も多くはないんだとか…
『きい、遊郭にいた時鬼の気配は』
「ウーン…外ハしなかったヨ…?」
『そう…
あ!そうだ…
宇髄さんが随分と遊郭を怪しんで居たのだけど
きいなにか知ってる?』
「ソ、ソレハ…」
『言いなさい』
「ウゥ…うずいモ…
任務を任されてイル。」
『まさかっ…』
「ゴ、ゴメン…
お館様の命令ダッタカラ…
今回ノ任務ハ合同任務…」
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作者名:月紅 | 作成日時:2022年3月3日 20時