笑わせたい笑顔がみたい【宇髄天元】 (ページ4)

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2話ページ4

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『よかった…まだ起きてない…
きい…御館様に任務完了と伝えて』

「分かッタ！おやすミ！」

『ん…おやすみなさい』

隊服と羽織を脱ぎ私は着物へ着替え
尊と一緒の布団へと入り目を瞑った。

ー

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ…ﾄｺﾄｺｯ…

目をパチリと開けると尊の顔が

「うわあ！」

『ふふっ、あなたが驚いてどうするの？

お早う…先程から音が凄かったけど何をしているの？』

「朝ご飯作っていて…その…
まだかな〜って」

『私を待たなくてもいいのよ？』

「わたしはAさ、んと食べたいの！」

『全く尊は可愛らしいわね
食べましょうかね』

「たべてたべて！｣

『はいはい…頂きます』

小さい手で握られたおにぎりはふんわりとしていて
美味しく、ふっくらしていた。

「今日はお店行くんですか？」

『っあら…今日だったかしら？

本当だ…尊よく覚えていたわね』

「わたし偉いから覚えてるんですよ！｣

とドヤ顔で見てくる尊さん…
本当に可愛いんだから…！

「A！」

「あ！きいちゃんですよ！！」

『お話かしら？』
きいには鬼殺隊の事は言っていないので、
お話＝お仕事という隠語を使っている。

『少し席を開けるわね』
「はい！」

『どうしたの？』
「柱合会議！柱合会議！
鬼ヲ連れた隊士がいるッテ！」

『裁判かなにかなのかしら？

嫌な予感がするわね…
御館様には遅れて向かいますと伝えて頂戴』

「ワカッタ！」