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18話 ページ20
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「派手にしすぎたか…？」
『お陰様で？笑』
「悪ぃ…桔梗花魁“だから”気分上がって｣
『そんなに気にしないでくんなまし…
そういう“仕事”でありんすから』
「そう言ってくれて助かるわ…
んじゃまた」
『お気を付けて。』
他のお客様からも言われた事。
“桔梗花魁だから”
鬼殺隊士鈴峯Aは嫌われているのだから
桔梗の方でせめても…という感じで居たいが
どっちも好いてくれるお方は居ないのでしょうか？
「随分とまあ激しかったわね」
『あらやだ…女将さん達ずっと見ていたの？』
「…」
まただ…というか先程よりまきをちゃんは
鋭く睨んできた。
『まきをちゃん…
には少し過激過ぎたかしら…？
御免なさいね…
でも遊女になる者は皆見なくては行けないの…
そうだ…！ねぇ女将さん道中いつできるかしら』
「早くても明日かねぇ…
急にどうしたんだい？」
『道中なら禿達にも好評だし
まきをちゃんも良いかなと思って…！』
「よっし！そうと来たら気合い入れるよ！」
『もう…女将さんたら！
まきをちゃん。
道中は遊郭の真ん中を歩くだけだから
気軽に見れると思うわ
良ければ居らしてね？』
「っはい…」
まきをちゃんを売った人が宇髄さんなら
話の辻褄が合うのだけど…
でも売られたなら私を睨む必要があるのかな…？
明日は久しぶりの道中だし私も気合いを入れないと…！
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作者名：月紅 | 作成日時：2022年3月3日 20時
