十七枚 ページ19
その翌日も、レイコは森に来て私に勝負を挑んで来ました。
とは言え、私も小さな妖怪達の遊びに付き合っている事が多いので、なかなか勝負をする時間がありませんでしたが…。
レ「へぇ〜、貴方って綺麗な髪してるのね。
目も綺麗だし、羨ましいわ。」
『そうですか？
私は貴方の髪も綺麗だと思いますが…』
いつしか、人の子は「勝負をしよう」と持ち掛ける事はなくなり、ただ他愛も無い会話をするのが日常になっていった。
レ「ねぇ、貴方っていっつも誰かしらと遊んでるでしょ？
そんなに遊んで疲れないの？」
『はて……疲れる、という感覚はあまりしませんね。
可愛い子らの遊びに付き合うのも、楽しくて良いものですよ。』
レ「ふーん、そう。
私だったら疲れちゃいそうだけど。
でもそうね……毎日遊んでたら、退屈じゃなくなるかもしれないわね。」
『………』
また、遠くを見つめた。
会話をしていると、人の子は時々こうして何処か遠くを見つめる。
『……そうだ。
前から聞こうと思っていたのですが…』
レ「ん？なぁに？」
『勝負をして私が負けた場合、私は一体何をすれば良いのでしょうか？』
レ「え？何でいきなり？」
『いえ、ただ……少し気になりまして。』
レ「ふふっ、変なの。
負けたら私に名前を教えてくれればそれで良いわよ。
後、私が呼んだ時にすぐに来る事。」
『あら、そうなのですか？』
レ「何？名前を教えてくれるの？」
『はい、Aです。』
名前を名乗ると、人の子は浮かべていた悪戯っぽい笑みから一転して、「え？」と言いながらポカンとしていた。
レ「え、何で…」
『？、要は名前が知りたいのでしょう？
ですから、私の名前です。』
レ「自分から子分になるなんて……貴方、もしかして馬鹿なの？」
『あらあら、失礼ですね。
……これはただの私の自己満足ですよ。』
そう答えれば、人の子は意味が分からないとでも言うような表情を浮かべた。
続く
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紅キ霧雨 - みたらし団子バカさん» お待たせしてすみません！ (2018年10月16日 9時) (
レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - 壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» ありがとうございます！！夏目良いですよね！亀更新ですが、頑張らせていただきますね！ (2018年10月16日 9時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - 更新されてる！ (2018年10月14日 17時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - ☆押しときました！夏目友人帳大好きなので！更新頑張ってください応援してます！ (2018年10月13日 8時) (レス) id: db7414564c (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - 朝霧 狂香さん» 初めまして！嬉しいコメントありがとうございます！更新遅くて本当に申し訳ないです(´・ω・) (2018年9月25日 14時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
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