▽ ページ12
「ひさしぶりだね、一緒に風呂入るの。」
シャワーも浴びて、浴槽に体を沈めながらAをバックハグ。
「うん。」
つきあって４年も経てば、一緒に風呂に入るのくらいはいい加減慣れたらしい。
抱きしめて組んだ手の上に、Aが自分の手を重ねている。
「あのさ。」
「なに？」
「つき合ってから、一度もクリスマス、一緒に過ごしたことねぇべ？」
「…あぁ、うん、…ないねぇ。」
「……ごめんね？」
「それ、謝ること？」
「だって、」
樹くん、と、顔だけ振り返って、Aが俺を見上げる。
「私、樹くんのこと大好きだよ？」
「…うん？」
「明日だって早いのに、私が樹くんの部屋で待っていても嫌な顔せずに一緒に
お風呂入ってくれて、大切にしてもらってるってわかる、ん、」
見上げた顔をのぞきこんで軽く唇に触れて。
「当たり前だろ。」
抱きしめる腕に力を籠めて、肩に顔を埋める。
「……A。」
「ん、なに、」
「好き。」
「樹くん、」
「ダメだ、我慢できね。」
それだけ告げると、バックハグのままAの体に手を這わせて耳を咥える。
「…ぁ！」
いちど甘い声を出させてしまえば、もう俺のペースで。
浴室に甘い声を響かせたら、そのあとはもうベッドに直行することにした。
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月華(プロフ) - ゆうきさん» コメントありがとうございます！嬉しいです。ふとしたときに、お互いをわかってて、お互いを大好きで、というのを書きたいと思っています。大好きって言っていただけて嬉しいです。また遊びに来てくださいね。 (2023年1月3日 11時) (
レス) @page14 id: 1c32e2fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 更新ありがとうございます！！主人公ちゃんが自分の家に帰ってることもお見通しで樹くんも主人公ちゃんの家に帰ってくるのまじ最高です。月華さんのお話全部大好きです！ (2023年1月3日 2時) (レス) @page14 id: 9ee5ac8e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華
| 作成日時：2022年11月29日 23時
